海外不動産投資とカントリーリスクについて
2014/11/10
不動産投資の中でも、海外不動産投資を行うにあたって知っておかなければならない事の1つに「カントリーリスク」があります。
「カントリーリスク」この言葉をもしかする初めて耳にすると言う方もいらっしゃるかもしれませんが、投資を行う上で重要かつ気を付けなければならない事です。
もし初めて聞いた、言葉自体は聞いた事はあるけど意味は良く分からない、などと思われた方はこれを機会に知っておいて下さい。
カントリーリスクとは
カントリーリスクとは、投資を行う対象の国が政治や経済的な何らかの要因により、投資した資産が回収できなくなるリスクの事を言います。政治や経済の何らかの要因では少々分かりにくいと思いますが、具体的な例を挙げますとデフォルトやインフレ、外貨の規制などがその要因となり得ます。
他にも内乱や為替政策などがその要因となるケースもあります。日本人として生まれ、国内不動産への投資などしか経験の無い方だとイマイチ実感できない事でもあるかもしれませんが、海外不動産投資を行う上ではやはりカントリーリスクについて考えないわけにはいきません。
投資には絶対はありませんので、もちろん元々100%回収出来る前提ではないのが不動産投資ですが、カントリーリスクは自分でコントロール出来るたぐいのものではない為より敏感に考えておくにこしたことはありません。
慎重に検討して投資した物件でしっかりと収益も出ていたにも関わらず、このカントリーリスクによって資産の回収が出来無くなったとなると、やはり後悔してもしきれないと思います。
カントリーリスクの高い国に関しては、投資先の候補から外す事もまた重要な選択です。どの国の不動産へと投資を行うか、判断の基準の1つとしてカントリーリスクを忘れないようにしておくことは重要です。
世界各国のカントリーリスク
では実際にどのような国がどのような格付けをされているのでしょうか。
カントリーリスクは「AAA」から「B-」までの評価となっており、AAAに近いほどリスクが低いとされています。日本は世界的な基準で見てもリスクは低いと評価されています。
アフリカや中南米の発展途上国においてはやはりカントリーリスクが高いと評価されています。ヨーロッパに関しては一部リスクが高いと評価されている国もあるものの、基本的にはリスクが低いと評価されている国が多いようです。また、中国、ロシア、北朝鮮などの国もカントリーリスクが高いと判断されています。
東南アジアにおいては、やはり発展途上国と言う事もあり低評価な国もあるものの、年々リスク評価は高まっている傾向にあります。
資産を守るために
大事な資産を失う事がないようにするためにも、カントリーリスクのような指標もチェックしつつ、慎重に投資を進める事も大事です。自分の資産を守るのは自分自身です。特に海外不動産投資においては海外の様々な要因に影響を受けますので、急な規制によって所有権を剥奪されるリスクが無いわけではありません。
日本という国に住んでいると、例えばデフォルトや内乱などは少し現実的に考えられないかもしれません。もちろんニュースでは世界的のそのような事柄が起きている事を知る事は出来るのですが、だからと言ってそれを身近に感じる事は出来ないかもしれません。
現実にそのような事が起こっているのが世界の情勢です。海外への投資を行うと言う事は、そう言った事が世界のあちこちで起きている事を認識することから始めなくてはいけません。
しかしながらそう言った点を踏まえても、資産運用の手段として海外不動産投資は大きな可能性、多くの魅力を秘めていると言えます。無駄に資産を失う事が内容に、しっかりとカントリーリスクに関しても頭に置いておきながら、目の前のチャンスを逃さないように知識を得る事も忘れてはいけません。
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