人口増加による更なる発展?ASEAN不動産市場に注目すべき3つの理由?
2014/11/10
前回は、経済成長をテーマにASEAN市場へ注目すべきだとお話をさせて頂きましたが、今回はASEAN市場に注目すべき2つ目の理由として、「人口増加」をテーマにお話しさせて頂きます。
人口の増加は経済成長とも密接な関係にあります。かつて日本が高度経済成長で加速的な成長を遂げた背景にもこの人口の増加がありました。人口が増えることで労働力が増え、その国の経済成長に繋がる事はこれまでの歴史を見ても分かると思います。
そして今ASEAN諸国でも同じように、人口の増加が続き、更なる経済成長への期待が高まっています。
これからも人口増加は長期的に続くと予想
中国やインドを始めとしたアジア圏の人口は、世界の人口の約6割を占めると言われています。これは今後も増加してくと予想されており、国連予想では2050年にはアジア地域の人口は51億人に達すると予想されています。
中国やインドだけではなく、他のアジア諸国も人口増加を続けており、ASEAN諸国においても多くの国において右肩上がりで増加しています。人口が増加すると言う事は、すなわち労働力の増加にも繋がってきますので、経済成長を大きく後押しする要因にもなります。
特にアジア圏の人口比率の特徴に、若年層の人口比率が高いことがあります。その他の地域においてはこの若年層の割合が約3割前後なのに比べ、アジア地域では約5割近い比率を若年人口が占めています。若年層の割合の高さは、そのまま労働人口の多さを表していると言え同時に将来性の高さに繋がる要因ともなります。
日本では少子高齢化が問題視されており、数年後、数十年後、その労働力は今よりも更に低下すると予想されています。一方ASEAN諸国では人口は増加傾向にあることからも、労働力の増加が予測され、それは経済成長への期待にも繋がります。人口が増加している国と、減少傾向にある国、どちらの将来性が高いかは言うまでもありません。
人口増加は不動産市場へも大きく影響
人口の増加は不動産市場へも大きく影響を与えます。
労働力が増えることで生産性の向上に繋がり、それは地価の上昇や物価の上昇へと繋がっていきます。地価が上昇すれば、所有している不動産物件の価格の上昇にも繋がり、短期間でもキャピタルゲインが狙える市場を生み出します。国内不動産においてはよほどの長期的な視野でなければキャピタルゲインを得る事は難しいのですが、発展途中の国においては短期間でも大きなリターンを得ることが出来た事例は多くあります。
また物価の上昇によって家賃相場が上がることで、インカムゲインもより安定的に生み出す事が出来ます。キャピタルゲイン、インカムゲイン、双方での期待が高くなります。
人口が増えれば、住居への需要も増えます。発展途上国ではまだまだ住居の供給は不十分で、日本のような経済成長を遂げた国と比較してみると、住環境は低水準です。人口の増加により需要が高まり、経済の成長でより高水準な住環境の発展へと繋がります。ASEAN諸国においても一等地と呼ばれるような地域では、ハイレベルな住居などの建設も進んでおり、世界の投資家からの注目を集めています。
このように、人口増加と不動産価格の関係は密接に繋がっており、人口増加を続けるASEAN不動産市場は将来性の高い、魅力的な市場であると言えるのです。
例えば日本国内においてはすでに成長を遂げた国として、ASEAN諸国と同じような状況は望む事ができないことから、不動産市場においても多くのリターンを望む事は出来ません。しかしながらこのような人口増加を続ける将来性の高い国への投資は、国内不動産へ投資するよりも遥かに高いリターンを得る期待を持つ事が出来ます。
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