中間層の拡大傾向?ASEAN不動産市場に注目すべき3つの理由?
2014/11/10
今ASEAN市場に注目すべき3つの理由、最後の理由は「中間層の拡大」です。今ASEAN諸国においては中間層の人口が増加しています。
「富裕層じゃなくて中間層?」と思われるかもしれませんが、ASEANなどの発展途上国においてはこの中間層の人口が増加する事は、経済成長を図る上でも非常に重要な事になります。
例えば中国などがそうですが、経済成長が進んでいると言っても、一部の富裕層と貧困層との両極端な人口分布では健全な経済成長とは言えません。いわゆる中間層と呼ばれる人口の増加は、将来的な経済成長を測る上で非常に重要な意味を持ちます。
アジアの中間層の拡大
世界経済フォーラム発表の2014年10大トピックの1つに、「アジア中間層の拡大」が取り上げられています。アジア地域の経済成長は世界からの注目トピックでもありますが、この中間層の人口の増加についても注目すべきポイントだと言えます。
アジア地域において、全体で見た場合にも言えるのですが、ASEAN諸国である、フィリピン、インドネシア、タイ、などは特に「中間層」の人口増加が見込まれています。
インドネシア・タイ・フィリピンの3ヶ国では、2005年では4500万人だった中間層の人口が、2012年では7800万人と増加し、2020年にはなんと2億人にも達すると予測されています。またアジア全体で見ると、2015年には20億人を越えると予測されてもいます。これから数年でアジア地域の中間層は大きく増加する、と予測されているのです。
そもそも中間層とはどのような層を差すのかご存知でしょうか。「中間層」についてはいわゆる定義が曖昧な部分もあるので、どこからが中間層だとはっきり線引きする事は難しいのですが、一般的に、「車などを所有している・所有できるぐらいの経済力」、これらの層を中間層と呼ぶ事が多いです。
日本においてはほとんどの場合がこの中間層に属する事になるかもしれませんので、イマイチこのような分布についてもピンとこないかもしれません。しかしながら発展途上国では貧困層もまだまだ多く、経済成長率の高い国などでも、富裕層と両極端な分布になっているようなケースも多いのが現状です。
中間層の拡大が内需拡大の好循環を生む
このような中間層の拡大が進めば、様々な物の消費が高まり内需拡大に繋がる好循環を生むことにも繋がります。
ASEAN地域において中間層は拡大している傾向にあるものの、やはり世界水準で見るといわゆる貧困層と呼ばれる人口も非常に多いのが現状です。そのような状況であれば、やはり物の需要の高まりは期待できず、思うような経済の成長へと繋がっていきません。
中間層が拡大することで、消費を高める事になり、それは経済成長をより加速させることにも繋がります。不動産市場は経済成長と密接な関係にありますので、この中間層の拡大は非常に重要なポイントになります。
今後数年、この中間層が飛躍的に増加すると見込まれているASEANは将来性が高い地域だと言え、投資家からの注目も高い地域となっています。今現在、景気が上昇傾向にあるだけではなく、将来的な観点から見ても中間層の拡大が見込まれる市場であることが大きなポイントになります。
今まさにASEANの不動産市場は、多くの注目を集める魅力的な市場となっています。将来性が高く、しかしながらまだまだ物価の安いASEAN地域において、早くから不動産投資を行う事は将来の資産形成にも最適な投資だと言えます。もし不動産投資に興味があり、どの国がいいのか、どの地域がいいのか、など検討中なのであれば、ぜひASEANをその選択肢に入れておいて下さい。
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