フィリピンのカントリーリスクと将来性【強みと弱み】
2014/11/10
海外不動産投資先としてフィリピンは非常に魅力的な国であり、注目度の高い市場でもあるのですが、しかしながらやはりどんな国でも弱みと強みがある以上、カントリーリスクについても考えておく事は大切です。
そこでここでは、フィリピンと言う国についてのカントリーリスクについて少し考えて見たいと思います。
フィリピンにも「強み」と「弱み」が存在します。ここではその両方の面からフィリピンと言う国がどんな国なのかについて考えて行きたいと思います。
フィリピンの強み
フィリピンと言えばまず、ホスピタリティの高い国民性が世界的にも有名ですが、他にも生産性の高い労働力も有名でこれは大きな強みだと考えられます。
フィリピンのような発展途上国において生産性の高い労働力は非常に大きな武器となり、これからの経済成長を支える大きなカギともなります。
また人口増加もその将来性を支える要因となり、生産性の高い労働力は今後も増えて行く事がこの国の将来性へと繋がっていきます。
また、フィリピンの教育水準の高さも大きな強みだと言えます。
ご存知の通り、フィリピンでは公用語のごとく多くの国民が英語を話す事が出来ます。これにはフィリピンの教育制度の問題もありますが、やはり高い教育水準がその背景にあり、これから国家として発展し続けて行く上で教育は非常に重要な問題になります。高い教育水準がある事は将来性を考えた上でも安心出来るポイント、すなわち強みだと言えると思います。特に英語が出来る事は海外労働も可能になるので、それは経済成長への大きなプラス要因となります。
弱みについて
貯蓄率の低さは、そして投資率の低さ、これらはフィリピンの弱みと言えるかもしれません。
ただやはりこれはASEAN諸国の多くに共通する課題だと言え、経済の成長と共に解消される事を期待されています。
また、事業環境の欠点についても問題視される事があります。このあたりの問題についてはフィリピンと言う国が経済成長を遂げる中で成熟度を増し、諸々の課題に取り組んで行く事を期待します。
他には、列島南側のイスラム教徒による民族問題などは不安要素として挙げられる事もあります。宗教的な民族問題は根が深く、場合によって非常に大きな問題へと成長してしまうパワーがあります。内乱や紛争が起こることで経済成長を妨げてしまうリスクがあるとも言えるので、これはやはり1つの弱みになります。
今後も成長率を維持する方向だと言える
2011?2016年に行われている構造改革を元に、フィリピンの経済成長はその成長率を維持する方向だと予測されています。民間企業の黒字が経済を支えており、これには海外労働への経済依存度が世界一の国である事が要因となっています。そしてこれは外貨が豊富であることにも繋がり、急激な資本逃避から守る事にも繋がっています。
海外労働への高い依存を支えているのがフィリピンの強みである高い教育水準です。
英語教育に関してはすでにご存じの通りで、日本でもオンラインを始め、多くのフィリピン人英会話講師が活躍しています。また初等教育の義務教育化も進み、教育の面においては法の整備も充実しつつあります。
以上がフィリピンの強み、そして弱みについてになります。特に強みの部分における要因が経済成長を支える現状となっているので、将来性についても非常に期待を持てるのではないかと考える事が出来ます。
不動産投資を行うと言う観点で考えて見てもやはり魅力的な市場である事は間違いありません。特に近年ではフィリピンへの旅行者・移住者なども増えており、そこにはフィリピンと言う国の住みやすいさ、そしてホスピタリティの高い国民性も大きな要因として挙げる事が出来ます。
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