フィリピンは美味しい?
2015/03/26
フィリピンのレストラン
皆さん、とても驚かれるのではないかと思いますが、フィリピンのレストランは、実はとても美味しいのです。
これから、マニラ首都圏のレストランに特化して、お話したいと思います。
フィリピンは植民地時代が長くありました。そのおかげといっては語弊がありますが、スパニッシュレストラン、中華、日本食、韓国料理、イタリアン、アメリカンそしてフィリピン料理…と各国のレストランがたくさんあり、食文化は非常に高いです。
スパニッシュ
日本国内にあるスペイン料理のレストランとはメニューが異なり、かなりスペイン本土に近いメニューです。家庭料理です。日本であれば、トマト料理、ポテト料理、肉料理、パエリアといった系統が多いと思いますが、フィリピンではオリーブオイルを気兼ねなく使い、いろいろな素材をオーブンで焼き上げます。
鰻の稚魚(アンギラス)、蛙の足(フログレッグス)、ソーセージ、マッシュルーム… 酒肴にとても相性が良い料理が並びます。
一皿が小さいので、一人呑みにも絶好です。
その他にも、イカスミ(中にチーズを入れたものもある)、アンチョビの酢漬け(冷製)、フィレミニオン(牛フィレ肉をベーコンで周りを巻いたもの)、パエリア。
パエリアにはブラックパエリアというものがあり、これもイカスミベースです。
飲み物はと言えば、フィリピン現地のビールもありますが、何と言ってもスパニッシュワインがお勧めです。各店たくさんストックしており、赤白ともに絶品。その他シェリー酒、ポートワインなどもあり、仕事終わりの夕食、友人との夕食、大切な人との夕食、とても満足です。
また日本国内のレストランでも最近は増えているようですが、フィリピンのスパニッシュレストランでは、子連れもOK、ファミリーもOK。本当にアットホームな感じです。子どもの誕生日などは、来店した後に伝えても、店側でケーキやフルーツを用意して振る舞ってくれたり、バースデーソングを歌ってくれたり… そうそう、大半のお店では、流しの演奏屋が待機しており、食事をしながら、スパニッシュソングをはじめとし、イングリッシュソングなども聴くことができます。ほんとに優雅な一時が過ごせます。
イタリアン
日本国内と同様、マニラにもイタリアンレストランは多いです。
マニラにもメニュー的には大差ありませんが、ピザの生地、窯焼きピザ、イタリアンワイン、自家製生ハム、自家製デザート、これらは日本とは比べものにならないくらい各店のオリジナリティもあり、美味です。そして、コスパがかなり良いです。
こちらも、子連れ、ファミリーも大半のレストランでOKです。ただ、流しのギターなどはありません。
中華
中華レストランも、日本に負けないくらいのレストランの数があります。
種類も豊富で、一般的な中華料理から、中華(台湾)海鮮鍋、点心専門店とあります。
中華料理では、マーボウ豆腐、エビチリなど日本でもおなじみのものから、北京ダッグ、フカヒレスープ、各種麺類、蒸しパン、五色エビのお刺身などなど、日本ではなかなか食べることができない料理もお手頃価格で堪能できます。またお酒類も紹興酒をはじめとして豊富です。
海鮮鍋はHOTPOTとフィリピンでは言われていますが、各種肉の薄切り、海鮮(活きエビ、イカ、貝類)、各種葉野菜、練り物などをお好みで注文し、2種類のスープ(白湯&辛湯)で煮込み、ビールと一緒に食します。暑い国で熱いものを食べるというのもなかなかオツなものです。
点心も本当に豊富です。何と言っても点心の価格が安い。中華はフィリピン人も週に2回は食すくらい庶民的な料理ではないでしょうか。
日本食
今フィリピンをはじめ、東南アジアでもヘルシー料理、見た目がとても美しい…などといった点から日本食はブームです。
寿司、すき焼き、しゃぶしゃぶ、お好み焼き、たこ焼き、とんかつ、天ぷら、居酒屋、ラーメン屋、うどんそば、さらにはモスバーガーに似たバーガー・・・。
いずれも、ほとんど日本のものと変わりありません。たまにフィリピン人が見よう見まねで経営している『なんちゃって日本レストラン』もありますが…。
いろいろな国で日本食を食べた人も、フィリピンの日本食はレベルが高いというほどです。
また、高級ホテルの中には、日本食レストランがあるところが多いです。フィリピンは島国ですから、魚も天然モノがあがります。そのため、刺身もウマイ!
韓国料理
韓流ブームは、マニラでもすごいです。また、少し前までの韓国企業の進出も日本企業を超える勢いでありました。その他、ここ4~5年で、韓国料理レストランも一気に増えました。チゲ、韓国焼肉、冷麺などなど。
その他ファーストフード店
マクドナルド、スターバックス、ピザハット、シェイキーズ、KFCなども多数あります。
フィリピン独自のファーストフード店として、「ジョリビー」があります。フィリピン国内ではマクドナルドに負けず劣らずの人気を誇ります。ジョリビーは、香港始め、ヨーロッパ、アジア各国にも進出しているほどで、フィリピンのファーストフード店と言えば、フィリピン人は皆口を揃えてジョリビーというでしょう。
南国のフルーツ
フィリピンはフルーツがとにかくウマイ!!!
マンゴー、パイナップル、バナナ、ダランダン(オレンジ)、ポメーロ(大きなグレープフルーツ)、パパイヤ・・・。これらは南の国で食べないと美味しくないフルーツですよね。
イチゴ、リンゴ、ブドウ、梨などといったおなじみの果物もありますが、これらのフルーツは日本で食べた方がやはり美味しいです。
フィリピンに来たら、南国のフルーツ!!!これが絶対お薦めです!
あと、フルーツというべきかどうかはさておき、ヤシの実のジュースもなかなかさっぱりしていて、美味しいです。あちこちの道路脇にヤシの木があり、実がたくさん成っています。
これは露天商でも、道路の荷車の上でも、どこでも簡単に買え、その場で飲むことができます。
ローカルフード
肉
フィリピン料理といっても、老若男女、各世代によっていろいろな食べ物があります。伝統的な料理、道路上で商売している露店料理など・・・。
庶民的になりますが、フィリピン人はチキンが大好きです。そして豚(ポーク)も大好きですね。フィリピンでは、地鶏、地豚が多く、日本人が食べても、日本のものと遜色なく美味しいです。
牛肉については、現地産のモノはイマイチです。ですが、輸入モノの牛肉(オージービーフ、アンガスなど)ももちろん売られているので、安心して下さい。
ただ、一般的なフィリピン人は価格のこともあり、チキンか豚をよく食べるといった感じです。
また、街角ではどこでも、小さなコロ付の台車でBBQ屋が出ています。
これは主にその町に住んでいる本当のローカルのフィリピン人が1本ずつ買って、ご飯と一緒に食べるものです。豚のBBQ、鶏のBBQ串とありますが、どちらも旨いです。味は少し甘目なのですが、日本の焼き鳥のように辛くなく、濃くなく、食べやすい。是非ご賞味頂ければと思う逸品です。
筆者も、車の信号待ちの時や、お酒を呑み、ぶらりと散歩などをしている時につい買ってしまいます。
魚
肉以外で言えば、魚をよく食べます。
マーケットには魚が安価に、たくさん並んでおり、手に入り易いためです。
生で食す文化はありませんので、主に焼いたり、煮込んだりして食べます。フィリピンはお米文化なので、煮込み物、焼き物がよく合うのですね。
お酒
ラム酒、ウォッカ、ブランデーなどビール以外のフィリピン産のお酒もいろいろな種類があり、安価で手に入ります。
先ほど魚は生では食べない…と書きましたが、お酒の友には、ほとんど生に近い、酢漬けで魚、海鮮を食べるものがあります。キラウィンという料理で、生魚、エビ、イカなどをそのまま酢漬けにして、唐辛子と一緒に食べるもの。美味しいですよ。
野菜
フィリピンでは根菜、葉物含め、たくさんの野菜も栽培されており、マーケットでも豊富な種類の野菜が売られています。野菜もまた生で食べる習慣はありませんので、炊いて食べます。
そしてそれらをご飯にかけて、のせて食べます。
お薦めの伝統料理、家庭料理
ポークアドボ
豚肉をジャガイモと一緒に、しょうゆと酢ベースのタレで煮込んだ料理。これは白米に非常に合います。このタレをごはんにかけるだけで、茶碗2杯はいけちゃいます!
「アドボ」は料理法のことで、チキンアドボと言えば、具材がチキンになります。
シニガンスープ
鶏と根菜などを酢で煮込んだスープです。暑い地域でこの暑いスープを飲んでも、酸味の味付けのため、サラッと胃まで入りますね。さっぱりしながら、ビタミンなどがたくさん摂れます。
キラウィンタンギーギ
タンギーギという白身魚を生のまま、酢漬けにしたものです。これまたサッパリ感大で、お酒の友にぴったりです。キラウィンも料理法になり、キラウィンシュリンプと言えば、生エビの酢漬けになります。
是非、フィリピンに行った際には、これらの料理を食べてみてくださいね。
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