マニラ在住の日本人の生活
2015/03/26
仕事
さまざまな形でのマニラ在住がありますが、一番多いのが会社の指示で駐在するというパターン。この形がいい番多いと言えます。
その他に、退職してからフィリピンで居住…単身でフィリピン旅行に来て、国を好きになり、そのまま居住…日本でフィリピン人と知り合い、恋をして、フィリピンへ…など、いろいろな形があります。
駐在でマニラ居住の場合、勤務地としては、駐在員事務所や商社的な場合は、オフィス街でもあるマカティ地区やオルティガス地区、そしてアラバン地区というケースが多いです。
乙仲(運送海運会社など)の場合ですと、空港近くのパラニャーケ地区というのが多いです。その他製造工場などの場合ですと、輸出特区と言うエリアがフィリピン全土に多数あり、その特区(PEZA-Philippine
Economic Zone
Authority-)で勤務することが大半でしょうから、多くはカビテ地区、ラグナ地区、バタンガス地区になるでしょうか。マニラではありませんが、セブにも同じく加工区があり、たくさんの日本人の方がいらっしゃいます。
現在では、日本と同じで、週休二日制のところが多くなりました。朝から夕方までの勤務を月曜日から金曜日まで、というパターンがほとんどです。
病院事情
外国での生活で一番気になるのが、病気や事故、怪我の時の対応ではないでしょうか。
マニラには、大きな病院が4つあります。もちろん一般的なフィリピン人が行く病院はもっと多くありますが、日本人がよく使う大きな病院となると4つでしょうか。
また、マニラには日本人会というものがあるのですが、日本人会にはクリニックもあり、日本人の医師も常駐しています。診察は、まず日本人会クリニックで受けて…という方もたくさんいらっしゃいます。
以前は、日本を出る前に海外旅行保険に加入 → マニラでは保険証書を持参し受診 → 一旦自費で立替え → 後日、保険会社へ請求 という流れでした。
現在は便利になり、キャッシュレスにて海外旅行保険を使うことが出来る病院が増えました。日本人会クリニックも先述の大きな病院4つも、すべてキャッシュレス対応になっています。
またキャッシュレスの対応に当たり、保険の代理店の方が常駐している病院も多く、通訳を行ったり、書類の書き方などについてサポートくれたりするといったサービスも充実してきました。
駐在の方の奥様で、マニラで出産とケースも以外と多いです。マニラに住まれたことのない方からすれば、『えぇ?マニラで出産?』と思われるかもしれません。
しかし、マニラの看護師や医者のレベル、サービスが良い、など長所がたくさんあるため、実際マニラでの出産を選択する方が増えているのです。
フィリピンの病院のシステムとしては、診察してもらい、処方箋を書いてもらい、その処方箋を持って薬局へ行って、薬を買う…という流れです。
入院時も同じで、処方箋を持って院内の薬局で薬、注射液などを購入し、医者に処置してもらいます。
海外旅行保険については、突発的な怪我や病気には使用できますが、眼鏡製作のための眼科、虫歯の治療・矯正のための歯科など持病には使用できません。
これらの場合は、社会保険、国民健康保険のシステムを使い、一旦自費で費用を支払い保険庁の所定用紙に必要事項を記入し、提出して、3割負担であれば、その分だけを自費で賄い、残りの7割は国に負担してもらう、という流れになります。
スポーツ、ゴルフ
フィリピンでもさまざまなスポーツが盛んです。
一般的にフィリピンでは、男性はバスケットボール、女性はバレーボールが一番国民的なスポーツと言え、子どもから大人まで、町中にある空き地にゴールなり、ネットを張って、プレーしています。
その他フィリピンが強いスポーツと言えば、ボーリングとビリヤードです。ただ、バスケットボールやバレーボールと異なり、お金が少し掛かってしまうので、プレーの人口としては、やはりバスケットボールとバレーボールが一番多いのではないでしょうか。
それと最近では、バドミントン、卓球がかなり流行っています。
バドミントン人口もかなり増えてきており、世界的に見ても、フィリピンはバドミントンの強豪国と言えます。
ですが、日本人がフィリピンでプレーするスポーツで一番多いのはゴルフですね。
ゴルフ場はマニラ圏内にも複数ありますが、少し足を延ばして1~2時間田舎に出て行けば、ゴルフ場は山ほどあります。日本人男性が職場仲間やクライアント、友人同士でプレーするというパターンが一番多いのですが、奥様や子どもと一緒にプレーする、というのも日本と比較すれば、多いと思います。また平日であれば、奥様同士が一緒にプレー、なんてこともよくある光景です。
ゴルフ場では、キャディさんが一人のプレーヤーに必ず一人付きます。時にはアンブレラガールという傘をさす専属のキャディさんを付ける方もいらっしゃいます。カートは日本と同じで、使う人も居れば使わないで歩いてプレーを通す方もいます。
費用的には、メンバーであれば、通常キャディ費のみで、後は年会費ないしは月会費を支払うことになります。
ビジターの場合、コースにもよりますが、日本円で平日であれば、3500~5000円のプレーフィー+キャディ費。土日であれば、5000~8000円のプレーフィーにキャディ費といった費用感です。
どちらにしても、フィリピンはゴルフ天国と言っても過言ではありません。
ショッピング
メトロマニラになるマカティ、そしてフォートボニファシオ(グローバルシティ)、オルティガス、アラバン地区などは、ショッピングのメッカです。長さ1kmもある4階建てのモールもあります。またマカティでは、ショッピングモール、デパート、ホテルがすべて続いているというエリアもあります。
土日の休みなどは、朝一番で食材買出しに出かけ、そのままデパートで家族とショッピング。そしてランチをレストランで楽しみ、昼からは映画館でMOVIE観賞。夕方帰宅して、食卓を囲んでディナー。帰宅したころには、洗濯も、掃除もメイドさんが終わらせている。
──このような休日の過ごし方もよくあります。
今までもフィリピンには、Forever21、ZARA、GAPなどをはじめとする、日本にある大半の海外ブランドショップ、またローカルブランド店が超多数ありました。
今はさらに、ユニクロや、無印良品、ダイソーなど日本のメーカーショップも多数進出。アシックス、ミズノなどのスポーツブランド店もあります。
運転免許
フィリピンの車は、右側通行の左ハンドルです。右ハンドルの車は、通行を認められていません。
運転免許証は、日本国内で国際免許を取得すれば、フィリピン国内での運転が可能になります。しかし、国際免許の有効期間は1年間。長くフィリピンに居住する場合は、更新の度に日本に戻らなければならないという面があります。そのため、現地のローカル免許を取得する人も多数います。
ローカル免許の取得は、至って簡単です。
大使館に出向き、日本の免許証の翻訳をしてもらいます。それからフィリピンの「LTO」という政府機関に出向き、ローカル免許の申請を行えばよいのです。1~2週間ほどでローカル免許発行してもらえます。
もし、日本の免許がなければ、LTOで筆記テストを受け、まずは仮免許(スチューデントライセンス)を取得し、その後1ヶ月経てば、普通免許を取得できます。筆記テストは基本的にタガログ語ですが、大きなLTOに行けば、英語版で受験できます。簡単な問題ばかりですので、ある意味短期間で免許の取得が可能と言えます。
運転時の注意事項ですが、実はマニラ圏では、運転できる日とできない日があります。
カラーコーディングという規則があり、車のナンバーの末数字によって、運転できない日があるのです。これは、交通渋滞を緩和するための規則。
末数字により運転できない日が決まっており、
1、2→月曜日が運転不可
3、4→火曜日が運転不可
5、6→水曜日が運転不可
7、8→木曜日が運転不可
9、0→金曜日が運転不可
となります。土日や休日などは、通勤による渋滞などがないため、すべてのナンバーの車が通行可となります。
家族の生活
単身ではなく、家族帯同でフィリピンに居住している場合の一般的なモデルケースをご紹介します。
お父さんは会社へ。
子どもたちは学校へ。学校が終われば、帰宅して、友人たちと遊んだり、習い事をしたりします。(実は日本の塾も、マカティには3校あるのです!)
お母さんは、学校へまたはスクールバスの停留所まで子どもを送ります。PTAなどの行事、用事があれば、学校へ向かいます。これは日本と同じですね。
ただ、メイドさんを付けていると、家事・洗濯・掃除がないので、ママ友とお茶したりゴルフに興じたりショッピング、読書、DVD観賞を楽しんだりもしくはママサークルでバドミントンやブリッジ、テニスでしたり。
(これは、決してママさんが優雅に遊んでいると言っているのではありませんのであしからずご了承ください。)
皆が揃う夕食では、お母さんの手作り料理を食べながら、家族団らん。
そしてお父さんは、夕食後、スポーツジムで汗を流すなんていう光景もよくあります。
学校生活
マニラには、日本人学校があります。またインターナショナルスクールやブリティッシュスクール、そして現地フィリピンの私立スクールなどもあります。
マニラから日本に戻るという計画がある場合は、日本人学校へ。
マニラからまた異なる外国へ転勤するという計画がある場合は、インターナショナルスクールへ。
フィリピンでまだ長く居住する計画であるという場合は、現地フィリピンの私立スクールへ。
というように、さまざまなスタイル、そして家庭独自の方針があるかと思います。
日本人学校では、全く日本国内の公立小中学校と同じカリキュラムに、英語、そして現地の歴史という科目で勉強が進みます。小中学校までしかありませんので、高校はインターナショナルスクールか現地私立のハイスクールに進むことになります。
また、マニラは、年中暖かいので、水泳の授業が通年であります。クラブ活動もあります。
給食はないので、みんな手作りのランチボックスを持参し、通学します。
インターナショナル、ブリティッシュスクールでは、英語で授業などがあるため、入学・編入時に必ず英語での入学試験があります。その試験をクリアすれば、それぞれのスクールに通うことが出来ます。
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