新鮮な果物が沢山!!日本人居住者も多い街・ダバオ
2015/03/26
フィリピンへの観光地としてはあまり知名度が高いとは言えないダバオ。
しかし、もともとこの地が開発されるきっかけになったのは、20世紀の初めに日本人移住者によってはじめられた「アバガ」と呼ばれる、マニラ麻の栽培でした。
今では、日本でも有名なフィリピンバナナやパイナップルの多くが、ダバオのあるミンダナオ地方で栽培されています。
最近では定年後の第二の人生をフィリピンで暮らそうと考える人が増えていますが、マニラやセブのような都会ではなく、多くの自然が残っているダバオで暮らそうという人が増えています。
ダバオってどこにあるの?
フィリピンの南に位置するミンダナオ地方にあるダバオ市ですが、日本からの直行便はなく、マニラまたはセブを経由するという形になります。
マニラからは大手航空会社各社が一日4便ずつほど就航させており、セブからも1日1便ほど飛行機が飛んでいる為、日本から非常に行きやすい場所でもあります。
しかし、テロ組織の活動拠点として名前が挙がるミンダナオ地方と言うこともあり、治安問題を心配する人も少なくありません。
確かにダバオはミンダナオ地方ですが、市内とその周辺はミンダナオ地域の中でも比較的治安が安定しています。多くの日本人がこのダバオに住んでいる事からも、そのことがうかがえます。
人口
ダバオ市は人口が150万人程度と言われている、フィリピンでもマニラやセブに次ぐ大都市とされています。東京都の面積は2,100㎢ですが、ダバオ市の面積はなんとそれよりも広い2,400㎢。世界でも最大級の行政地域を誇っていますが、多くの人が住む都市とは言いながらもどこかのんびりとした雰囲気の残る街です。
年間を通じて比較的天候が安定し、気温や湿度の変化があまりなく非常に住みやすい地域と言うこともあり、日本からも定年後をフィリピンで過ごそうと考える人たちの移住候補地として人気がある街です。
主な産業
以前のようなマニラ麻の生産が中心ではなくなったダバオですが、その安定した気候を利用した大規模農園がいくつかあり、アメリカ資本の大手フルーツ農園では生産だけでなく、収穫したバナナやパイナップルの加工も行い、世界各地へ輸出しています。
この地を訪れる観光客を対象にした観光業に従事する人も多いのですが、最近ではフィリピン人の英語能力を生かすためのコールセンターやIT企業が、世界各国より進出し始めています。
食事
フィリピン料理はもちろんですが、ダバオはマグロの水揚げで有名なゼネラルサントスが近いという事もあり、新鮮なマグロをはじめとした豊富な魚介類を楽しめる場所です。
地元の人が利用する市場などでは100キロを超える新鮮なマグロが横たわっており、是非とも新鮮な刺身で楽しみたいものです。
街中には刺身だけでなく、新鮮なマグロのステーキなどを食べられるレストランも多く、日本に比べて格安で新鮮なマグロを味わえます。
それ以外にもアポ国立公園周辺地域で獲れる新鮮な野菜も見逃すことが出来ません。野菜が不足しがちなフィリピンですが、新生野菜が豊富なダバオではその心配はありません。
主な見所
日本人にはあまりなじみのないダバオという事もあり、日本人によく知られているような観光地が存在しませんが、多くの人が訪れる素晴らしいダバオの見どころをご紹介します。
アポ山
フィリピン一の標高、高さ2,914メートルというアポ山はフィリピンだけでなく世界各国から登山愛好家が訪れる山でもあります。
しかし頂上までの道は険しい場所も多く、実際に頂上へ到達するまでには3日ほどかかるため、誰でも気軽に楽しむというわけにはいきません。
国立公園に指定されており、登山だけでなくフィリピンイーグルをはじめ様々な野鳥が生息しています。
フィリピンイーグルセンター
フィリピンの国鳥でもある「フィリピンイーグル」ですが、最近では野生のフィリピンイーグルの生息数が減少し最近の調査では生息数が50羽程度とも言われており、まさしく絶滅の危機にさらされています。
そんなフィリピンイーグルを救うために設立されたフィリピンイーグルセンターでは、人工授精をはじめ様々な方法でフィリピンイーグルの保護を行っています。
檻に入っている場合もありますが、多くのフィリピンイーグルは自然に近い形で飼育されているので、羽を広げると全長が2mにもなる迫力満点の姿を見ることもできます。
エデンネーチャーパーク
ダバオ郊外の海抜900m程にある「エデンネーチャーパーク」はその名の通り、自然がいっぱいのエコリゾートです。
面積が80ヘクタールと広大な面積を誇り、東京ディズニーランドとディズーニーシーを足した面積(100ヘクタール)よりも少し狭い程度で、楽しみ甲斐のある広さです。
豊かな自然と一体化するようなロッジやコテージがあるので、ここで宿泊をして自然を満喫するのも悪くありません。
園内にはたくさんの農園があり、オーガニック栽培や水耕栽培と言った最新の技術が用いられています。
栽培技術を確立する際に日本からの技術援助を受けており、その縁もあり日本のキュウリやトマトといったようなあまりフィリピンでは食べることのできないような、みずみずしい野菜を楽しむことが出来ます。
パールファームリゾート
名前の通り、以前は真珠の養殖を行っていた島の周りにあるリゾートです。
宿泊をして素敵なリゾートを満喫することもできますし、ダバオ市内から気軽に遊びに来て、一日観光で楽しむこともできます。
パラダイスアイランドリゾート
ダバオ市内のラナよりからわずか5分ほどの近距離にある島ですが、観光客だけでなく地元の人でも週末は賑わいます。
わずか5分ほどの船旅とはいえ、ダバオ周辺とは違い白砂がとても綺麗なビーチが広がり、南国の海を満喫することができます。
のんびりと海を楽しみたい人は平日に出かけるのがお勧めです。
街角のフルーツスタンド
ダバオに降り立つとフルーツの王様と呼ばれるドリアンの匂いがするという人がいるほどですが、ダバオはドリアンだけでなく様々なフルーツが豊富です。
車でダバオ市内を走っていると様々な場所にフルーツを販売している露店を見かけます。その場で食べてもOK。
ドリアンなどはホテルへ持ち込むことが出来ない場合もありますが、直売店なら気兼ねなく満喫できますよね。
ドリアン以外にも「マンゴ」やグレープフルーツのような柑橘類の「ポメロ」、さらには「ライチ」や「マンゴースチン」などの南国のフルーツを気軽に楽しむことが出来るので、ぜひ一度試してみてください。
このほかにもダバオには日本ではあまり知られていないけれど、とても素晴らしい場所や見所が沢山あります。
一味違ったフィリピンを見られる、ダバオへの滞在がお勧めです。
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