熟練した投資家こそ「若い感性」を
2015/05/15
「投資家」は、得てして年齢層が高くなります。
投資するだけの資産を形成するためには、それなりの年齢でないと難しいからでしょう。
しかし、投資家こそ「若さ」が武器になるということも知っておきましょう。
日本の投資家の実態
あなたは、投資家向けのセミナーなどに参加したことはあるでしょうか?
参加した方ならwかると思いますが、そういったセミナーに参加している人は、60代以上と思われる人たちが多いのではないでしょうか。
実際、平成25年に日本証券業協会が実施したアンケート調査でも、60歳以上が過半数を占め、50歳以上では70%以上という結果でした。
これは、投資に回せるだけの余裕資金を持っているのが、ある程度の年齢層以上だからというのが理由です。
やはり、若いうちは、少ない収入では資産運用にまで手が回らないのでしょう。
「経験」は投資に大切なことですが…
さて、投資をする上で大切なことのひとつが「経験」です。
いつが買い時なのか、いつが売り時なのかを判断するのは、かなり難しいことです。
未来のことはわかりませんから、いくら考えても答えは出ません。しかし、「経験」はその判断の助けになります。
株価や不動産価格の変動は、過去のデータの分析から、「少しでも可能性が高いと考えられるシナリオ」を予測することも可能なのです。
もちろん、「絶対に当たる」予想をすることはできません。
しかし、アベノミクスによって株価が上がりそうだということは、多くの著名投資家達には予想できたようです。
彼らは、経験で株高を予想することができたのです。
経験に加えて「若い感性」も必要
それでは、経験があれば、資産運用はうまくいくものなのでしょうか。
答えは「No」です。
経験だけでうまくいくのならば、もっとたくさんの人が、投資で巨万の富を得ていることでしょう。
経験に加えて、「若い感性」も必要です。
その理由を、株式投資や不動産投資を例に考えてみましょう。
株式投資では、どのような会社の株価が上昇するでしょうか。
新しい商品やサービスをヒットさせた企業や、新しい技術で市場に打って出るベンチャー企業がそうです。
(そうでなくても株価が上がることはありますが、「市場全体の上昇以上に株価上昇が見込める銘柄が多いのは?」という視点で見ています)
老舗企業であってもベンチャー企業であっても、「新しい」考えが成長をもたらします。
そこには、古い考えに固執するアタマではなく、柔軟に物事を考えられる「若い感性」が存在します。
不動産投資でも、同じことです。
戸建住宅やアパートが中心だった時代から、マンションが増えてきました。
今では、マンションでも、大規模マンションやタワーマンションなどが多く見られます。
「駅から遠くてもいいから土地付き一戸建てが欲しい」とみんなが考えるのではなく、「駅前の便利なところに住みたい」という要望も増えてきたためです。
ここにも、今のファミリー層が考える「若い感性」が存在していると言えるでしょう。
このように、新しい時代を築くのは「若さ」であり、そこが将来の成長分野になるということもできます。
だから、経験に加えて、新しいことを受け入れられる「若い感性」が必要になってくるのです。
子供や孫とのコミュニケーションが「若い感性」を磨く
では、どのようにすれば「若い感性」を磨くことができるのでしょうか。
そのためには、「若い人たちと積極的に触れ合う」ことです。
若者と同じ目線で話をすることで、彼らの考えてくることが少しずつ分かってくるでしょう。
そこで、身近な若い人である、あなたの子供や孫(いなければ、甥や姪など)とコミュニケーションすることをおすすめします。
高校生や大学生と話をすれば、どうしてパズドラが大ヒットしたのかがわかるかもしれません。
幼稚園や小学校に通う孫と話せば、妖怪ウォッチの魅力に気づくかもしれません。
結婚して家庭を持った息子や娘の考えを聞けば、どんな立地のマンションに人気があるのか見えてくるかもしれません。
あなたが積極的に若い人たちと話をしようとすることが、投資のヒントをもたらしてくれるかもしれません。
ひいては、その努力が、家族とのコミュニケーションの増加にもつながる一石二鳥の効果をもたらすかもしれませんよ。
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