経済情勢を知って、投資を有利に進めるためにできること
2015/09/01
投資をする場合には、景気動向など経済情勢についてよく知っていなければなりません。そのためには、日頃からどのようなことを気にしていればいいのでしょうか。
どうして経済情勢を知っていなければならないのか
まず、どうして経済情勢についてよく知っていなければならないのかについてお話しましょう。「当たり前のことじゃないか」と思われる方もいるでしょうが、原点に立ち返るためにも、今一度考えてみてください。
株式投資をするのであれば、景気動向がそのまま株価に現れてくるため、経済情勢の先行きを予想する助けになる知識をたくさん持っていることが大切です。
ところが、これは株式投資だけに限った事ではありません。不動産投資の場合でも同じことです。確かに、不動産投資で収入の柱となる家賃は、ほとんど変動しません。景気が悪くなり株価が下がったからといって、すぐに家賃が下がるわけではありません。また、逆に景気がよくなっている場面でも同じことです。
しかし、投資用の不動産価格は、景気変動にあわせて上下しやすいのが現実です。だから、今後景気がよくなりそうなのであれば早いうちに購入する方がよく、景気が悪くなりそうなのであれば購入をしばらく見合わせる方がよいということになります。
だから、不動産投資の場合でも、投資家は経済情勢を知っていなければならないのです。
新聞やテレビで最新のニュースを手に入れる
では、どのようにして投資家が経済情勢を判断する情報を手に入れているかといえば、それは新聞やテレビです。日々、多くの情報が様々なメディアを通して発信されています。インターネットが発達した現在では、新聞にもなかなか載らないような情報を集めることもできます。
ただ、そこで問題になるのが、情報が経済や相場にどのように影響を与えるかの判断です。あなたも、「自分ではいいニュースだと思ったのに、株価は下がってしまった」という経験がありませんか?
これは投資家にとって、永遠の課題です。機関投資家やファンドマネージャーであっても予想通りにいかない場合があります。とはいえ、全てを運任せにするわけにはいかないので、彼らは「予想が当たる確率」を上げられるように日々努力をしています。
個人投資家が「予想が当たる確率を上げる」方法
私たち個人投資家が、機関投資家やファンドマネージャーのように「予想が当たる確率」を上げるためにはどうすればいいでしょうか。彼らは、非常に性能のいいコンピュータを使って、過去の膨大なデータを解析することも可能です。私たちにはそのようなことはできませんが、毎日簡単に「予想が当たる確率を上げる」訓練をすることは可能です。
その方法とは、「毎日、日経平均株価の終値予想をする」ことです。
(もちろん、TOPIXなどで行ってもかまいません)
ただ予想すればいいわけではなく、次のような手順で行います。
まず、朝(できれば、株式市場が開く9時よりも前)に、当日の日経平均終値を予想します。その予想にあたっては、ニューヨーク市場の結果や朝のニュースを見て考えましょう。ここでは徹底的に予想する必要はありません。簡単に手に入る範囲の情報で予想しましょう。
3時が過ぎ、株式市場が閉まると、続々とその日の相場の結果がニュースになります。そのニュースの中から、「どのような理由で株価が変動したのか」まで書かれているものを選び出して、自分の予想の結果を分析します。
・終値が予想に近かったかどうか
・株価の変動理由となった材料は、市場でどのように判断されたのか
・自分が重要視していなかった経済指標が、予想以上に市場を動かしていた
いろいろなことがわかってきます。そして、この日の結果を参考にしながら、次の日も予想をします。
これをしばらくの間続けてみてください。すると、「今、市場が一番注目しているテーマはこれだ」、「今、世界の相場を動かす力を持っているのはこの国だ」といったことが少しずつ見えてくるようになります。
株価の方向性くらいなら予想通りにいくことも増えてくるかもしれません。そうなれば、大まかな経済情勢の先行き程度なら予想できる力がついてきている証拠です。
最後に注意すべきことがあります。
このように訓練しても、未来を100%予想することはできません。予想外の暴落に巻き込まれてしまう可能性もあることは否めません。ただ、暴落してしまった場合に手じまいするなどの判断力もついてくるものです。
日々の鍛錬で、少しでも有利な投資ができるようになることを願っています。
フィリピン・マニラでハイクオリティな日本式リノベーションを。
Tokyo Grand Renovationは、あなたにふさわしいリノベーションをお届けします。