フィリピン経済の勢い加速!新車販売台数が最高記録へ
フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)が発表から、2014年9カ月間(1月?9月)の国内四輪車新車総販売台数(工業会加盟企業分)が前年同期比29.2%増の16万9727台に達したことがわかった。
フィリピンの新車事情
16万9,727台という数値や前年同月比などは、自動車工業会(CAMPI)を脱退した市場シェア第3位の韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などは含まれていない。現代アジア・リソース(HARI)分などが含まれていれば、フィリピン国内の四輪車新車総販売台数は前年同期比で30%増をはるかに超えていただろう。
その証拠として、各紙電子版が10月24日付けで報じたところによると、現代アジア・リソース(HARI)などが所属する自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業の2014年9カ月間(1月?9月)の販売台数は、前年同期比18.6%増の2万7013台に達したそうだ。特に、9月は前年同月比37%増の4013台とかなり好調である。
新車販売台数を支えているものとは?
ここまで新車の販売台数が堅調である理由は、やはりフィリピン景気が良いからであろう。実際、2014年4月?6月期におけるフィリピンの実質GDP成長率は前年同期比+6.4%と、4四半期ぶりに上昇に転じている。特に、個人消費が+3.6%ポイントとなっており、フィリピンの実質GDP成長率を牽引しているのが個人消費であることが明らかだ。
さらに、自動車各社の販促についてもかなり強化をしており、このことも新車販売の好調を後押ししたようだ。
新車の販売台数は『景気の鏡』
ちなみに、日本の新車販売台数はどうなっているかご存じだろうか。日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車協会連合会が発表した2014年9月の新車販売台数は、登録車(一般的な車)と軽自動車を合わせ販売台数が51万8774台と前年同月比で-0.8%となっている。アベノミクスだと騒いでいても新車の販売台数は下降傾向なのである。
まとめ
フィリピンと日本で新車販売台数を単純比較すると、確かにまだ日本の方が多い。フィリピンの景気はまだまだ上がっていくであろう。そのような状況で、日本が戦後復興の時期に車に夢と希望を求めていたように、フィリピンでも新車を持って夢や希望を実現しようとする人は更に増えていくであろう。景気が良かった頃の日本のように、今のフィリピンにはたくさんのドキドキが詰まっている。
2014/10/27
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