ショッピング・モールにフィリピン最大の太陽光発電を設置
ソーラー・フィリピン社の挑戦
フィリピンでは近年、自然災害を何度も経験し、大災害において企業と社会の価値を共有する戦略的災害リスク軽減?管理のための必要性が大きく求められている。
今年のSM スーパー・モールの持続可能なビジネスを探る年次シンポジウムでは、「災害リスク軽減のためのビジネス事例」に焦点が集まった。(ソース:Manilla Bulletin)
2014年環境ビジネス販売業界の注目点は、「災害に備え、復興する民間企業やほかの主要な利害関係者の行動のポイントを踏まえ、人々を意識づけ教育すること」だった
会議の発表者の一人、レアンドロレガルダ・レヴィスト、ソーラー・フィリピン社長からは、「石油燃料よりも安い太陽エネルギーを提供することを使命とし、昨年から国のすべての家庭やビジネスに太陽光が採用される道を開くよう努める。」と報告があった。
低コストの太陽光発電
セントラル(中央)モール・ビナンの最初のプロジェクトは、東南アジアで最大の自家発電プラントで最近0.7メガワット(MW)の電力を供給。
ソーラーパネルは、太陽光フィリピン社とプレミアムリンク社との電力購買協定によって初期費用ゼロでの設置が可能になった。
屋上からの太陽光エネルギーは、自家発電のため、通常の電気料金よりも低い価格でショッピング・モールに販売。太陽光エネルギーは、モールの総エネルギー使用量の30%をカバーし、電気代を月10万ペソ(約24万円)以上を節約。
ソーラー・フィリピン社は、住宅、小型商用施設や工場などに手頃な価格の自家発電施設を提供。フィリピン最大のプロジェクトとして、世界中の部品メーカーから機器の供給を受けながら、ソーラー・フィリピン社は顧客には最低利用料を可能にしている。
太陽光発電が補助金なしで拡大
本当に、必要は発明の母であるとソーラー・フィリピンの社長は語る。「技術革新の典型的な一例だ。過去6年間で製造費を80%以上減少させ、太陽電池パネルの効率は向上した。その間に、メラルコ(フィリピンの電気料金)の価格は30%以上、値上げされた。これは、太陽光が高価で補助金がないと普及しないという昔ながらの考えを一変させた。」
エネルギー価格が上昇し続ける一方で、国中の屋上を太陽光パネルで覆うことは、より経済的で理にかなっているとレヴィスト社長は分析。「既に欧米では太陽光パネルは補助金なしで設置されている。最もかんじんな部分は、補助金がなくても効果的だということだ。」
最良の選択肢としての太陽光
レヴィスト社長によると、環境とビジネスのどちらかを選択しなければならないという時代は終わった。気候変動と石油燃料の不足の2つの要因を考慮し、環境によいものと生活で必要最低限のものとのバランスを人々は常に考えてきた。
天然資源の枯渇は、商品価格の記録的な上昇につながる。その結果、企業は、石炭や石油への依存を離れたエネルギーや施設要件を満たすまったく新しい革新的な方法を開発し、採用している。
2014/10/28
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