アセアン統合へと税関手続きを改善
フィリピン税関、IT(情報技術)化でスピード処理
東南アジア諸国連合、アセアン統合後、関税が撤廃されたフィリピンの投資環境がどのように変わるのか? フィリピンに関心を持つ人々に注目されている。
フィリピンへの物流基盤、輸入税関もIT化が急ピッチで整いつつある。
政府の貿易円滑化措置の影響を強く受けた変化は、アセアン経済共同体(AEC)の完全統合に向け、来年末までかかりそうだ。
関税局(BOC)と議会との話し合いの内容は以下の通りだ。
(ソース:Manilla Bulletin)
「輸入取引の90%が出願から3―4時間以内に税関を通ることを来年の10―12月までに可能にする予定。」と、ジョン・フィリップセビージャ税関長官はフィリピン・ビジネス会議の2日目のスピーチで明らかにした。
フィリピン・ビジネス会議では、「フィリピンにおける貿易円滑化:成果と進歩」というテーマで議論され、税関が貿易円滑化に関して多くの努力をする必要があることを認めた。
ジョン・フィリップセビージャ税関長官によると「設計通りに国家単一の窓口もうまく機能していない 」という。
現段階、情報技術(IT)プラットフォームの運用における関税局の障害に関する状況を非難した。
フィリピン税関は来年前半には、貿易の促進を潤滑化できる見通しで、IT刷新プロジェクトは来年末までに完成する見込みだ。
輸入手続きを統一、電子処理を導入
現在、フィリピンの全政府機関にある32の税関手続きが、単一の輸入手続きの規則へと移行される。
フィリピン税関は、より速く、より簡単な手続きを来年導入するために、すべての輸入税関処理の見直しを検討している。
税務長官によると、フィリピン経済区庁に登録されている企業の輸入取引は、すべて電子的な処理で、来年1月から行われる。
来年末までには、フィリピン税関の改善が期待されている。
税関近代化法と関税法、成立へ
ロメロフェデリコ S.キンボ議員によると、税関近代化と関税法(CTMA)は政府委員会を通過する予定で、次の議会と下院の承認を得て、今年の末までに上院法案の議案との統合が見込まれている。
これまで関税と税関法は、19年間も議会にあったが、日の目を見たことがなかったという。
関税法が議会を通過すると、関税局は、主に貿易を潤滑化させる機関へと任務を移行させ、業務に関わる収益は第二の任務になる。第三の任務は、関税と税金の回収だ。
最近の研究によると、税関が費やす輸入処理時間を10%削減すれば、フィリピンへの物資の輸入量は3%増えるため税関法の通過が必要とされている。
アキノ大統領は税関法の通過に尽力すると業界筋は確信している。
ドナルド・ディー、フィリピン商工会議所(PCCI)の副会頭は、税関法のさらなる遅れはフィリピン政府が締結したすべての自由貿易協定に影響が出ると警告。
ドナルド氏は、様々な製品の通関にかかる平均的な処理時間を一定にするため、分類および関税法典化の完成を関税局に促した。
2014/10/30
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