アジアで女性重役になるならフィリピン!アジア地域No.1に
アジア地域で景気が右肩上がりとなっているフィリピン。プライベートを大切にしつつもバリバリと仕事を頑張りたい女性にとって朗報となる調査結果が話題となっている。
女性重役No.1はフィリピン
これは、スイスの金融大手クレディ・スイス43か国・地域の3000社を対象に女性の登用状況などを調査してまとめたもので、調査対象となったアジア諸国・地域のうち、取締役など重役クラスの女性の割合No.1がフィリピンであった。
アジア地域における女性重役の現状
フィリピンにおける女性重役の割合は2011年に9.8%、2012年に10.1%、2013年は11.9%と順調に上昇した結果、マレーシア(10.9%)・中国(10.7%)・タイ(10.0%)を抑えてアジア諸国・地域No.1となった。ちなみに、フィリピンと同じように経済発展が目覚ましいシンガポールでは7.9%、インドネシアでは5.0%となっているが、日本にいたってはわずか1.6%(42位)と、最下位(43位)だったパキスタン(1.5%)と見事なビリ争いを繰り広げるほど低い。
女性重役はすぐには育たない
女性を取締役など重役クラスに登用するメリットのひとつは、売上に直結する可能性が高い点だ。
今は世界的にみても消費者ニーズの多様化が進んでいる。その多様化した消費者ニーズに対応するため、企業は多様な背景をもつ従業員を雇用する人事戦略が不可欠だ。つまり、多様化した従業員が参加するということであり、従業員のモチベーションも多様化していることを意味する。従業員のモチベーションを向上させて企業に多大な利益をもたらすためにも、マネジメント層はいわゆる「男社会」を保持するのではなく、女性の視点を加えてよって多様化したマネジメントを行う必要なのだ。
しかし、取締役など重役クラスに登用できるような女性をすぐ育成するのは難しい。圧倒的にロールモデルが少ないため、手探りの育成にならざるを得ない企業がほとんどだ。つまり、育成に時間がかかるからこそ、今から時間をかけて、取締役など重役クラスに登用できるような女性を育成する環境づくり・ロールモデル構築することが企業存続のための最重要課題だ。
まとめ
企業の成長にはマネジメント層の改革が不可欠だ。その改革のひとつが重役クラスへの女性登用であるという事実は、世界共通であろう。アジア地域で景気が右肩上がりとなっているフィリピンが、アジア地域で最も取締役など重役クラスの女性が多いというこの事実は、きっと連動している。優秀な女性がフィリピンに押し寄せる日も目の前かもしれない。
2014/10/29
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