フィリピン経済成長のキーになる巨大インフラ!新国際空港の建設はどこに?
現在の空港インフラでは首都機能を維持するには不十分
経済発展著しいフィリピンの首都マニラへのアクセスとなるマニラ国際空港。
1時間辺り40機という過密離着陸にも対応可能な空港ではあるが、フィリピン経済の発展のスピードに合わせる為には更なる拡張、もしくは新規空港の建設が急務になっており、フィリピン政府は具体的な対策へと乗り出している。
コストを優先したい政府としては、現在LCC向けの空港として利用されているクラーク空港を拡張工事させて具体的な対策としたい目論見だが、そのアクセスの悪さがマニラ市民の間でも議論になっている。
アクセスが悪すぎるクラーク空港
マニラ都心部からクラーク飛行場までは、東京都心から成田空港へのアクセスに比して非常に不便で、空港からマニラ都心まで渋滞に巻き込まれるとタクシーでも4時間程かかる事もある。
京成電車、成田エクスプレス、高速バス、タクシーと、交通インフラを時間とコストを勘案してチョイスできる日本とは比較にならない不便さなのだ。
マニラ市内は慢性的な交通渋滞が発生している為、、クラーク空港が経済発展著しいフィリピンの首都空港として機能するのは事実上困難な状況である事は間違いない。
マニラ至近のマニラ湾埋め立て計画に巨大資本が触手
そこで代替案として挙がったのが、マニラ至近のマニラ湾を埋め立てて、一気に新空港を建設してしまうというプロジェクト案だ。
このプロジェクト案に興味を示したのが小売業最大手シューマートやビールメーカーから複合巨大企業へと成長を遂げたサンミゲル社等の巨大資本である。
サンミゲル社の話によると、首都圏パラニャケ市からカビテ州バコ?ル町にかけての海岸線沿いを埋め立てて1,600ヘクタールの埋立地を造成し、そこに滑走路4本を持つ世界でも有数の巨大ターミナル国際空港を建設する計画があるという。
この空港が完成すれば、250機の離発着能力を持ち、年間利用客数約1億5千万人。香港チェクラップコク国際空港や豪華さで有名なシンガポールチャンギ空港を上回る規模となる。
まとめ
経済発展が著しいフィリピンにあって、グローバル時代に追従する機能的な国際空港を完備させる事は火急の課題である。
巨大資本の経営判断によっては今後の動勢は二転三転も予想されるが、いち早いインフラ整備によってフィリピンの経済成長に更なる拍車がかかる事は間違いない。
2014/11/01
フィリピン・マニラでハイクオリティな日本式リノベーションを。
Tokyo Grand Renovationは、あなたにふさわしいリノベーションをお届けします。