世界中のビジネスマンが人口の増え続けるフィリピンに注目している
BPOという単語をご存じだろうか。BPOとは『ビジネス・プロセス・アウトソーシング』の略で、給与計算・データの入出力などのような人事・総務・経理に関連する業務やソフトウェアのプログラミング、コールセンターなどの業務を外部に委託することを意味する。今、フィリピンは世界中からBPOの拠点として注目度が高くなっている。
?フィリピンの人口は15年以内に日本を超える?
フィリピンが世界中からBPOの拠点として注目度が増している背景には、フィリピンの人口増加があげられる。フィリピン政府の人口委員会が明らかにしたところによると、フィリピンの人口は2014年7月に1億人を突破した。この1億人という人口規模は、ASEAN(東南アジア諸国連合)に限定すると、インドネシアの人口(2億5千万人)に次ぐ規模なのだ。
また、国連が発表している人口中位推計によると、フィリピンの人口は2028年に1億2300万人に達する見通しで、その後も2091年までは人口が安定的に増え続けるとしている。ちなみに、2013年における日本の人口は約1億2730万人で、厚生労働省もこの数値から2060年には日本の人口が9000万人を割り込むだろうと予測しているほど減少傾向が続いているため、今から15年以内にはフィリピンの人口が日本の人口を確実に追い抜く日がやってくる。
フィリピンに安定的な人口増加を望むことができるということは、フィリピンに豊富な労働力を長期的に期待できることにも繋がる。さらに、英語を自在に操ることができる質の高い労働力をフィリピン周辺国と比べると低い人件費で確保できるため、BPO拠点としての注目を集める結果となっている。
?行動の早い企業は既にフィリピンに頼っている
アメリカ調査会社THOLONSが2014年1月に発表したBPOビジネス拠点ランキングを見てみると、2013年に3位だったマニラはムンバイを抜いて2位に躍り出た。また、トップ10にはセブが8位にランクインしているほか、南部ミンダナオ島ダバオが69位、北部ルソン島サンタロサが82位など、上位100位にフィリピンから7都市がランクインした。
この事実に関連し、フィリピンにおけるBPOの産業規模は国内総生産(GDP)の約8%に相当し、フィリピン経済の牽引役にもなっている。
?まとめ
フィリピンでは付加価値の高い分野までBPO業務が広がっており、2016年には雇用者数が130万人に達する見込みである。フィリピンには仕事の依頼主にとっても労働者にとっても、既に『なくてはならない国』となっているのだ。
?2014/11/08
フィリピン・マニラでハイクオリティな日本式リノベーションを。
Tokyo Grand Renovationは、あなたにふさわしいリノベーションをお届けします。