フィリピンの人にとって『軽食』の意味合いは日本人と少し違う?
世界60か国・地域の3万人以上を対象に世界の軽食市場についてアメリカの調査会社ニールセンが調べたところ、軽食の好みや求めることが日本人とは少し異なることが明らかになった。
フィリピンの軽食事情は東南アジアの中でも異質?
過去30日に食べた軽食の中で一番好きなものは何かという質問について、フィリピンの人が最も多く答えたのは「パンやサンドイッチ」で20%だった。フィリピン以外で調査対象となった東南アジア各国のうち、ベトナム(30%)・インドネシア(26%)・タイ(23%)で一番好きなものと答えたのは「果物」だった。
また、フィリピンの人が軽食で重視する点について最も多い答えは「高繊維質なこと」で63%だった。フィリピン以外で調査対象となった東南アジア各国で何が最も多い答えだったか見てみると、ベトナムの人は「天然由来の自然食品であること(60%)」、シンガポールの人は「減塩食品であること(34%)」「人口着色料無添加であること(34%)」であった。これらのことから、フィリピンの人は他の国とは異なり、軽食に栄養価の高い軽食を求めていることが明らかになった。
?世界の軽食市場は東南アジアが中心
アメリカの調査会社ニールセンによると、2013年における世界の軽食市場規模は、2012年と比べると2%増の3740億ドルである。その中で、フィリピンを含む東南アジアは3.6%増と、世界平均と比べても増加傾向にある。
?まとめ
フィリピンの人にとって軽食の立ち位置は、現時点では日本人の一般的考え方とは少し異なっていそうだ。日本人にとって軽食とは小腹を満たすものであり、それはスナック菓子であるケースが多い。
しかし、国内の景気が高まっているフィリピンでは、近いうちに軽食に求める物が変化する可能性が大きい。今後、フィリピンの人々は軽食に見た目や味だけでなく、低カロリーかどうかなど、今の日本人と似たような軽食を求めるようになるだろう。また、世界中のビジネスマンはフィリピンの人が求める軽食を的確に把握し提供できるかがを競い合うことになるだろう。世界の美味しいものは日本に集まると言われているが、世界の軽食市場を盛り上げていくのはフィリピンとなりそうだ。
2014/11/13
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