2015年、フィリピンはバイオ燃料市場を拡大
来年のアセアン経済統合の成果として、バイオ燃料基準の統一 は、 フィリピンのココメチルエステル(CME)の潜在的な余剰生産能力を高め、輸出市場規模を拡大させる見通しだ。
アセアンでバイオ燃料基準も統合
ゼナイダ Y.モンサダ・エネルギー次官によると、アセアン基準の統合によって、アセアン地域全体として、ヨーロッパや北米などの「他の世界経済ブロックの競合製品に対してより良い交渉戦略を持つことができる」という。
フィリピンでは、以前にココメチルエステル(CME)の過剰生産が問題になっていた。ディーゼル製品のバイオ燃料ブレンドの増加によって、フィリピン国内でバイオ燃料の競争が激しくなっていた。
フィリピンのバイオ燃料は、すでにドイツなど他国へ輸出していたが、アセアンの経済統合により、バイオ燃料の海外市場は、アセアン地域全体としてさらに広がるだろう。
東南アジアの他の国ではパーム油のような他の原料からバイオディーゼルを生産してきたが、アセアン経済統合によって、エタノールも大きな市場規模をもつようになる見通しだ。
フィリピンのエネルギー技官によると、ココメチルエステル(CME)の技術チームは、東南アジア地域の他のバイオディーゼル製品と同社の基準を統合する方法を研究してきた。
付加価値の高いバイオ燃料開発
ココナッツ・オイルが原料のフィリピン産のバイオ燃料は他の国で運転に使用される場合、寒い地域では気象条件に適合するよう調整されければならない。
フィリピンでは、現在、バイオ・ディーゼル燃料は2%ブレンドが主流だが、来年には5%ブレンドに変更される予定だ。
フィリピン農民にとって、付加価値の高い農業市場を創出する機会になるため、巨大な規模のバイオ燃料開発に、国策としてフィリピンはテコ入れをしている。
バイオ燃料は、フィリピンのエネルギーの自立を切り拓くことを第一の目標としていたが、国家投資としても有意義な価値を産むものとなる見通しだ。
2014/11/14
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