アキノ大統領、石油探査の投資と航空機のメンテナンス業務をフィリピンに誘致
アキノ大統領は先週、フィリピンに潜在的な多くの投資をもたらす会合に出席し、シンガポールでの2日間の訪問を終え、マニラに戻った。
マニラに帰国した大統領はフィリピンの正に大きな変革は単に「僥倖」ではないとし、外国人投資家がフィリピンでの事業を立案し、拡大する興味を持っていたことを誇りに思うと語った。
アキノ大統領は、経済誌エコノミストで特集された「2015年の世界」のフォーラムで経済成長を加速させるフィリピンの改革を発表した。フィリピンへの投資を誘致する機会を与えたフォーラムには、約300人のビジネスリーダーが出席した。
大統領はシンガポールに拠点を置く世界最大の海洋石油掘削機の製造企業ケッペルの幹部と会合を持った。 ケッペル社は、フィリピンにおける造船業への投資だけに満足しておらず、フィリピンで初めての石油掘削事業を創業する予定だ。
格納庫を建設し、航空機メンテナンス業務を誘致
アキノ大統領は、シンガポール航空エンジニアリング会社(SEIC)の関係者と会い、フィリピンへの継続的な投資、ワイドボディ機の第三の格納庫の建設について話し合ったとみられる。
同社は今後数年間でさらに2つの飛行機の格納庫を建設する計画を明らかにした。これらの投資は、フィリピン人の雇用機会を創出するだけでなく、フィリピンの労働者が真に世界に通用することを証明する機会になるとアキノ大統領は述べた。これらの航空機のメンテナンス機能を担当することは、大きな飛行機の技術的な専門知識をフィリピン人が得る機会となる。
シンガポール航空エンジニアリング社の投資の拡大は政府によるクラーク・グリーンシティ建設計画(米国空軍跡地計画)と一致している。会社の唯一の要求は飛行機整備工場を操業するため十分な熟練労働者をフィリピンで確保することだ。目下、政府関係機関は、市場の需要に適合するフィリピン労働者の技能をすり合わせるために一生懸命働いている。
シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングの幹部がフィリピンの既存の投資を10億ドルまで増やす計画はアキノ大統領も後押しをしている。
大統領は政府投資公社(GIC)の幹部との会議も開催し、エンペラドール社の最近の176億ペソ(約461億円)の投資について話した。
(*エンペラドール社:フィリピンの複合企業体アライアンス・グローバル・グループの酒造部門、ブランデーを生産。)
フィリピンの教育インフラの充実
大統領は外訪中、海外にいるフィリピン労働者たちの夢を語り、フィリピンに投資する企業を誘致し、経済をよりよくし、海外に行かなくても労働者が国内で働いて暮らしていけるよう取り組んでいることを強調した。
労働者の質を高めるために、フィリピンの教育インフラの改善は増税せずに行わなくてはならないというのが大統領の考えだ。
例えば、現政権は66800教室が不足している問題に取り組み、年間8000教室の建設予算を組んでいる。アキノ大統領は政権三年めに66800教室の建設を終えた。現在、アキノ大統領は義務教育期間を2年、増やすために必要な教室の建設を進めている。
2014/11/24
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