日清食品はURC(製麺会社)との合弁会社の出資比率を増加
日本の日清食品ホールディングス株式会社は、フィリピンでユニバーサルロビーナ社(URC)の製麺事業を統合する動きの一環として、URCの子会社である日清URCの出資比率を35パーセントから49パーセントに増資している。
フィリピン証券取引所への株式報告によると、URCと日清URCの双方が、経営資源を最適化し、効率的な経営で相乗効果を上げ、魅力ある商品構成にするために製麺事業を統合することで合意した。
日清URCは格安ラーメン市場に本格参入
日清URCは、現在、日清ブランドで日清カップヌードル、日清食品ラーメン、日清焼きそばなどフィリピンで様々な麺製品を製造、販売している。一方、URC社は、ペイレスブランドで格安インスタントラーメンの商品ラインを売ってきた。
統合の一環として、日清URCは、URCのタルラック製麺工場、設備、在庫を買い取り、ペイレス(格安)の麺製品を生産するためのライセンスを取得。
日清の株主比率の増加により、日清URCは、消費者の変化するニーズに常に対応し、最高品質の麺製品を開発、製造するために、より高度な製麺技術だけでなく、生産能力も高めることになる。
新たな統合により、日本を代表する製麺会社、日清は、その新技術と設備を使い、ペイレス・ブランドで格安インスタント・ラーメンを製造する計画だ。URCは、マーケティング、販売、流通部門を担当する。
需要拡大が見込まれるフィリピンの製麺市場
日清食品ホールディングス株式会社、アジア地区代表の荻原氏によると、1995年以来、日清とURCは合弁事業を行ってきたが、日清食品とペイレスは特に、フィリピンの成長市場で潜在的に大きな需要が見込める素晴らしい麺製品を作っている。
URCのニロ・マパ取締役によると、ペイレスと日清の統合の相乗効果で潜在的なフィリピン市場を開拓し、より効率的で収益性の高い会社を作るビジョンだ。
麺類はフィリピン国内で日常生活の定番食品となっており、この市場トレンドが成長し、フィリピンの人口が増えるとファーストフードの利便性を求めて、さらに麺類が普及すると見込まれている。
URCと日清の結びつきを強める株式増資により、今後、数年間で成長市場の波に乗るのに有利だと期待されている。
URC社は現在、フィリピン市場では第二位のシェアで、さらなる市場拡大に向け、日清の株式比率を高め、市場占有率、一位をめざしている。
2014/12/05
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