12月でもやってくる?マニラにおける台風対策事情を知る
台風というと夏にやってくるものというイメージが強い人が多いのではないだろうか。とはいえ、日本でも今年の10月にように、夏の盛りを過ぎた頃に台風がやってきて、多くの被害を残して去っていったのは記憶に新しいだろう。
台風『パグピート』がやってきた
フィリピンは今、大型の台風22号(アジア名・ハグピート、フィリピン名・ルビー)に襲われている。
台風22号は、ハリケーンの規模でいうと『カテゴリー3』に該当するような、60メートル近い暴風と豪雨を伴っている。フィリピンに上陸後、台風の勢力は弱まるとみられているが、海上に抜けるまでは台風としての勢いを維持したままとなる見込みのようだ。
マニラの人は台風に慣れている?
日本にやってくる台風のいくつかは、フィリピン近海で生まれることが多い。そして、日本に行かなかった台風のいくつかはマニラのあるルソン島にやってくることが多いのだ。そのため、マニラに住むフィリピンの人は、日頃から台風への備えを欠かさない。
目安になるのは『3日』だ。台風の時速が15kmの場合、マニラ首都圏を通過するのに3日かかるそうなのだ。そのため、飲料水をデリバリーしてもらう人が多いマニラ在住者は、3日分しのげるサイズのポット型浄水器を非常用として置いている。
また、マニラ首都圏にも冠水しやすいエリアがあるので、日頃からどの道路が冠水しやすいかという点は確認をしており、中には、家族が乗れるくらい大きなゴムボートを個人で準備している人もいたり、マンションなどでゴムボートを共同購入したりするところもあるそうだ。
さらに、台風情報を入手するツールとして活用度が上がっているのが、FacebookやTwitterといったSNSだ。家族や友達との安否確認に役立っているのはもちろん、情報が拡散しやすく、欲しい情報が手に入りやすいというSNSならではの特性が役立っているようだ。
台風被害の復興途中に更なる台風が
フィリピン中部では昨年11月に大型台風が直撃し、6000人以上の犠牲者が出るなどの甚大な被害が出ている。現在、復興が進む中での台風22号直撃となってしまう。
フィリピン全土で犠牲者も大きな被害も出ないことを祈りたい。
2014/12/09
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