フィリピンはエネルギー構築性能指数でアジア新興国でトップ!
フィリピンは世界のエネルギー構築性能指数(EAPI)でアジアの新興国や発展途上国の中で最高ランクとなった。 【引用元 :アクセンチュア(経営コンサルティング会社)と共同で書かれた世界経済フォーラム(WEF)の2015年報告書】
フィリピンは世界第59位の0.60のエネルギー構築性能指数(EAPI)と評価された。
ちなみに、最高評価の第1はスイスで0.80エネルギー構築性能指数(EAPI)、4位ニュージーランド(0.76)、10位ポルトガル(0.73)・・・日本は、31位のペルーに次いで、32位(0.67)だった。
*詳細については、WEF EAPI世界地図2015(下記)をクリック:
http://www.mb.com.ph/wp-content/uploads/2014/12/WEF_EAPI_WorldMap_2015_Page_1.jpg
アジア新興国でフィリピン59位、タイ60位、インドネシア76位
メキシコで2014年12月10日に発表された報告書は、安全で手頃なエネルギー価格と持続可能なエネルギーを提供する能力で125ヶ国を評価したものだ。主要な新興経済国の中では、ブラジルがトップの23位(0.70)だった。
アジアの発展途上国・新興国では、フィリピン(59位)の次は、タイ(60位)、スリランカ(68位)、ブルネイ(74位)、インドネシア(76位)となっており、フィリピンは最高位となった。
世界経済フォーラムによると、年間ランキングはエネルギーシステム全体での課題や機会を明確し、各国が対処するのに役立つよう発表されている。
エネルギー構築性能指数は、1)手頃な価格、2)環境への持続可能性、3)供給と安全性など3つ観点からエネルギー供給する能力に基づいて、125カ国を評価している。
特に、フィリピンは経済成長で0.55ポイント、環境への持続可能性で0.60、エネルギー供給と安全性で0.65の評価となっている。
新興国の経済発展には、安定したエネルギー供給が不可欠
世界経済フォーラム報告書では、エネルギーの持続可能性の課題に対処し、特に減速している世界経済を背景に、主要な新興国の経済成長に電力を供給し続けるための効果的なエネルギー改革の必要性を強調している。
国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、オリビエ·ブランチャードによると、新興国経済市場では、国の将来のありかたを左右する「支配因子」として、経済の減速を指摘している。外部要因とマクロ経済の動向からみると、 商品価格の低下、自由貿易協定の遅れが減速経済に影響を与えている。
国内の状況も要因の1つであるが、多くの経済国では単に指摘されままで、構造的な弱点になっている。報告書の指摘によると、ほとんど進まない、絵に描いた餅のような改革は、エネルギー・システムの対応力を弱めている。
新興国経済が世界経済を牽引し、エネルギー政策を転換
世界経済フォーラムによると、過去20年間に、新興国市場や途上国の台頭が世界経済を変え、途上国が発展する過程で、世界のエネルギー・システムを転換してきた。新興経済国において、年間経済成長率は2000年代に7.6%に達すると、2007年から2014年の間に先進国の経済成長に比べると、9倍の速さで急激に成長した。
フィリピンを含め、新興国の経済は、世界経済の57パーセントを占めている。2035年までエネルギー需要の成長の90%は、新興経済国からだと予測される。
新興国のエネルギー政策を形作る重要な動向を理解し、将来のために貴重な洞察をエネルギー構築性能指数は示唆している。
KPMGグローバル・エネルギー研究所が指摘したフィリピンのエネルギー部門への報告書によると、フィリピンの電力部門は、今後、数年間に(国内外の)民間部門に多くの投資機会を提供している。2030年まで、合計で約250億ドルの投資になると推計される。
2014/12/12
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