フィリピンに到来している茶髪ブームのきっかけは日本?
日本語の「カワイイ」が世界的な言葉となってから久しい。今では海外から日本に来ているハリウッド俳優やミュージシャンたちも、日本のポップカルチャーを見ては「カワイイ」と発言する程だ。
フィリピン・マニラでも日本の『カワイイ』文化は少しずつ認知度を得ていて、2014年9月にマニラ首都圏・マカティ市で開かれた『Kawaii in Manila(カワイイ イン マニラ)』は大盛況だった。日本政府が『クールジャパン』の一角と称しているアニメやJ-POPが受け入れられている証明にもなっている。
フィリピン女性の象徴は黒髪から茶髪に?
そんな『クールジャパン』の影響からか、フィリピンの女性の間で、長年象徴とされていた長い黒髪を茶髪にするブームが到来している。茶髪にしている女性をつぶさに観察してみると、流行に敏感な10代の女性はもちろん、女子大生や若手の社会人女性にも茶髪が増えているのが現状だ。
日本で茶髪ブームが起こったのは20年ほど前になるだろうか。その頃、茶髪にしている女性たちがあこがれる先にいたのは、J-POPを牽引するアーティストやモデルたちだった。J-POPアーティストやモデルに憧れ、真似をし、少しでも彼女たちに近づきたい気持ちが、ブームの火付け役となっていた。
フィリピンの茶髪ブームは日本文化がきっかけ?
今のフィリピンにおける茶髪の火付け役は誰なのだろうか。それはJ-POPやアニメ、キャラクターのコスプレといったカルチャーである。日本文化は、テレビで日本アニメが放映されていることに加え、ここ数年で急速に普及したインターネットでフィリピンの人たちにも浸透した。今では、フィリピン国内に日本のアイドルグループのファンクラブもできているほどだ。
日本文化がインターネットなどを通じてフィリピンに伝わることによって、フィリピンの人たちにとって日本を知り、理解するきっかけになる。このことは、将来的に見るとフィリピン・日本両国の人的交流の土台となる可能性が大いにある。
フィリピン女性の茶髪はスタンダードになる?
ちなみに、かつて日本大使館が開催したコスプレコンテストの応募者は38人だったそうだが、大使館が想定していたよりもはるかに多くの参加者が詰めかけて大盛況だったということがあった。2015年、フィリピン・マニラでコスプレコンテストを開いたら、自前の長い茶髪をなびかせたフィリピン女性たちの可愛いコスプレ姿を、もっとたくさん見ることができるかもしれない。
2014/12/30
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