日本人にも馴染みあるものがフィリピン人の算数嫌いを払しょくする?
フィリピンの人たちは母語として出身地の現地語、国語としてフィリピノ語、さらに第一外国語として英語を話す。出身地の違うフィリピンの人たち同士が話をする場合には、フィリピノ語よりも英語を使うことが多く、フィリピンにおける英語は多民族・多文化という異なる背景をもつフィリピンの人々を繋ぐ役割も果たしている。
フィリピンでは2009年7月から英語の授業も含めた全教科について、小学校2年生までは現地語での授業、3年生からはフィリピノ語と英語を段階的に取り入れる授業が行われている。また、フィリピンでは英語が公用語であるためテレビ・新聞・映画なども英語だ。そのため、小学2年生になる頃には英語の読み書きは日本の中学3年生レベル、会話は高校生以上のレベルになっている人が多い。
フィリピンの人は算数が苦手
そんな、日本人から見ると羨ましいほど英語にたけているフィリピンの人にも、不得意だと世界的にも有名になっている科目がある。算数だ。日ごろ英語の問題はスラスラと回答する子どもたちも、算数になると指を折りながら悪戦苦闘している姿を目にする機会が多い。
このような環境の中、台湾発のそろばん教室『CMA Mental Arithmetic(シーエムエイ・メンタル・アリスマティック)』が、2011年4月のフィリピン初進出から3年間でマニラ首都圏を中心に13教室を展開しているということで話題になっている。
フィリピンの人は算数が苦手
台湾のそろばんは日本と同じそろばんを使っているが、日本とは異なり両手を使って操作する点が特徴的だ。両手を使うことにより右脳と左脳の両方が活性化され、効果的にそろばんの学ぶことができる。実際、2歳半から入学できる『CMA Mental Arithmetic(シーエムエイ・メンタル・アリスマティック)』でそろばんを学んでいる子どもたちの多くは、大きな桁の掛け算や割り算も瞬時に計算できるそうだ。
また、右脳と左脳の両方が活性化されることで、計算以外の学習にも効果が期待できる。
そろばんがフィリピン人の苦手意識を解消する?
1回の授業は90分で最も通う回数の少ない1週間1回通学コースでも、料金は6500ペソ(約1万6900円)する。フィリピンの人たちにとっては大きな出費ではあるが、フィリピンの未来を担う子どもたちが1人でも多く算数の苦手意識から解放され、フィリピン国内はもとより、世界各国で大活躍する日は近そうだ。
2015/01/06
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