日本人も対象?フィリピン・マニラで禁酒令が発令された理由
お酒とたばこ。どちらも手放せないという人もいれば、どちらか片方だけ手放せないという人もいるかもしれない。お酒とたばこ、我慢しなければならないとしたら、どちらは我慢が出来て、どちらは我慢ができないだろうか。
マニラ市で禁酒令が発令!
今回、特にお酒を飲む人にとって注意が必要なニュースが飛び込んできた。フィリピン・マニラ市のエストラダ市長が、マニラ市内で行われる行事における禁酒令を実施すると表明した。
しかし、この先ずっと禁酒というわけではない。禁酒となるのは1月9日と1月15日~19日までと、計7日間だ。1月9日はブラックナザレ祭りの日であり、1月15日~19日はローマ法王がフィリピンを訪問する日である。
なぜ禁酒に?
ブラックナザレ祭りとは毎年1月9日に行われる祭りである。マニラにあるキアポ教会には十字架を担いだ等身大サイズの黒いイエス・キリスト像(ブラックナザレ像)が収め割れているのだが、これをカトリック信者が担いでリザール公園からキアポ教会までをパレードするのだ。主催者の発表によると、2014年のブラックナザレ祭りではこの黒いイエス・キリスト像(ブラックナザレ像)を触ろうと9万人を超えるカトリック信者がマニラに詰めかけたそうだ。時には負傷者が出ることもある。
また、この祭りの約1週間後にはローマ法王がフィリピンを訪問する。過去にはローマ法王がポーランドを訪問した際も禁酒令がひかれているため、今回のマニラ市長による禁酒令発表は宗教上の配慮であると解釈した方が良さそうだ。
日本人も禁酒しないとダメ?
フィリピンでは大統領選挙時に、冷静な判断ができるようにと禁酒令が出るケースがある。その場合はスーパーでアルコールを購入したり飲食店でアルコールを楽しんだりすることはできない。
今回の禁酒令が日本人を含めた外国人にも適用されるかは現時点では不明である。しかし、日常的にアルコールを楽しむことができる環境に対する感謝をしつつ、己の健康状態について見つめるには、良い機会かもしれない。
2015/01/08
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