2015年、不動産開発アヤラランド社(スペイン系)の明るい見通し
アジア最大のカソリック国、フィリピンは国民の9割がキリスト教徒で、現在、ローマ法王がフィリピンを20年ぶりに訪問中で、航空機利用や道路交通規制などが国中で行われ、国賓以上の最重要、厳戒警備体制が敷かれている。
16世紀、スペインがフィリピンを植民地化し、スペイン国王フェリペ2世の治政にちなんで、東南アジアの7000以上の島々からなるこの地域をフィリピンと命名し、キリスト教を布教した。フィリピンで不動産開発を行っているのが、昔からの大地主のスペイン系のアヤラ財閥だ。
マカティ地区をアヤラ財閥が開発
マニラ首都圏のマカティ市は、フィリピン最先端商業都市で、アヤラ財閥が戦後開発してきた新興巨大都市だ。
高層ビルが建ち並ぶビジネスの中心地で、日本企業も多数ここに集中している。
マカティ地区は、地価が最も高く、富裕層の住む区域で、アヤラセンターや巨大なアヤラショッピングモール・グリーンベルトなどがある。マカティは、日本では考えられないような欧州以上の洗練された街並みで、フィリピンで最も豊かで物価も高い地域となっている。
高級レストランやシャングリラ、ペニンシェラ、シェラトンなどの一流ホテルのほとんどがマカティに集中している。
アヤラ·ランド社の100億ペソの負債と明るい見通し
不動産開発大手のアヤラ·ランド社は、地域経済の見通しに楽観的で、今年も大規模な投資計画を支援するため、新たに資金を借り、フィリピンの成長をビジネスに活用する模様。
アヤラ・ランド社のバーナード・ヴィンセント・ディ社長は、フィリピン経済の現在の成長は持続可能で、同社は数々のプロジェクトを今後数年間だけでなく、継続して自信を持って立ち上げ続けると確信をもって述べた。
2015年、アラヤ・ランド社にとって資本的支出(2015年1000億ペソ)は記録的な年であり、今後も基本的に投資を継続していく計画だ。
同社の最高財務責任者ハイメ・イスマエル氏は、債券市場からも一部の投資資金を必要な時期に合わせて調達するが、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、子会社からの配当の組み合わせによって資金を得るなど、効率的な現金管理も行っていると言う。
今年の当初の借入金は主に10%のCAPEX(設備投資)として100億ペソを見込んでいる。
借入額については、投資市場の動向にもよるので、明確な計画はないが、5年、7年、10年と償還期限の来る長期借入金として構造化する可能性が高いとのこと。
2015/01/16
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