フィリピンの大学生が時事ネタを収集するツールはこれだった
日本におけるソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)の先駆けと言えばmixiであろう。現在は、Twitter、Facebookをはじめ、LINE、Instagramなど、使い手の好みや利用用途に応じて使い分けている人が増えている。
特に、以前も紹介したとおり、マニラ首都圏にはスマートフォンを利用して自分を撮ってSNSにアップロードする人々『Selfie(セルフィー)』が世界中のどの都市よりも多いとする調査結果が報告されたこともあるほどだ。
フィリピンにもSNSを使いこなす人が増加
SNSとは切っても切れない関係になっているフィリピンの人々であるが、SNS利用の波はもちろん、流行に敏感なマニラ首都圏の大学生を中心に増加の一歩をたどっている。フィリピン国内だけではなく、世界各地とも繋がることができるSNSはとても魅力的なツールではあるが、一方で、大学生の生活の中心がSNSに偏り過ぎていることに警鐘を鳴らす大人もいる。
大学生の情報源はFacebookだけ?
理由の一つには、大学生にとっての情報源に関することがある。最近の大学生の多くは、フィリピンはもとより、世界中で今どのようなことが起きているのかという時事ネタの収集をFacebookのみに頼っているというのだ。テレビで報じられているニュースを見ることもなく、新聞すら見ることもないという。
確かに、Facebookは現在、世界10億人と繋がることができるサービスだ。繋がっている人が発信するニュース量も日々増えている。
しかし、自分と繋がっている人が流す情報は100%正しいのであろうか。噂が勝手に独り歩きをして、まるで真実かのように報じられることもある。情報源を1つのみに頼り過ぎてしまうことの危険性が、ここに隠れている。
多様な意見をもとに議論を
「テレビではこんな意見もある」「新聞にはこんな書かれ方をしていた」。今後のフィリピンを背負って立つ大学生たちには様々な情報源に触れ、「では実際のところはどうなのだろうか」という点をぜひ議論してもらいたい。その議論は過程のひとつひとつも、将来何かに役立つこともあるのから。そして、同じセリフは、経済成長がイマイチな日本の若者にも言いたいものだ。
2015/01/20
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