非関税でEUに自転車を輸出するシマノ
日本に本社を置くシマノ社は、自転車や自転車部品の世界最大のメーカーの一つで、サント・トーマスのファーストフィリピン工業団地(FPIP)内に13.2億ペソの製造工場を開設する予定だ。 シマノ社が製造した自転車や部品をバタンガスから非関税で欧州共同体EUに輸出する道を開く計画。
日本の大阪府堺市で1921年に設立されたシマノは現在、20カ国以上で40以上の工場や営業所を持ち、13000人を超える従業員を雇用している。2014年9月30日付けで売上高は、2410億円(約91億ペソ)で、当期純利益は346.7億円(13億ペソ)となっている。
シマノ、フィリピン工場で1000人を雇用
フィリピンのシマノ製造工場設立は欧州議会がEUの一般特恵関税制度プラス(GSP +)プログラムでフィリピンを含むよう、欧州委員会の提案に賛成したわずか数週間後に決まった。自転車や自転車部品は、フィリピンからEUへ非関税で輸出する権利がある対象製品の一つだ。
フィリピン・シマノ社は1月9日に工場を設立を表明。シマノの製造工場が正式に稼働すると、地域で1000人の労働者を雇用する予定だ。
フィリピンからEUへ自転車輸出は前年比、28%増
近年、EU市場へのフィリピンから自転車の輸出は急速に成長。2014年の上半期では、2013年の同期比33,8000台から43,3000に28%拡大。
EUの一般特恵関税制度プラスは、フィリピンにおける自転車製造で非常に前向きな経済効果を持つことになると見られている。
EU以外では、シマノはBRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)市場の大きなシェアも狙っている。
日本の自転車部品メーカーのリーダー、シマノは、可処分所得が増え、生活水準が向上しているBRICS諸国からの需要の伸びを視野に入れている。同社によると、新興国の市場では、初心者向けスポーツ用自転車の部品を人々が求めている。
ファーストフィリピン工業団地に進出し、成長している企業は、シマノ以外では、B / Eエアロスペース、ブラザー、キヤノン、ホンダ、イビデン、村田製作所、ネスレ、フィリップモリスとサンパワーなど各業界のリーダーとして認知されている企業があげられる。
ファーストフィリピン工業団地はフィリピンホールディングス株式会社(FPH)、ロペスグループの持株会社や住友商事との間に30から70の合弁会社がある。今年初め、ファーストフィリピン工業団地の経済特区IIと呼ばれる92ヘクタールの拡張計画に関して、政府が承認した。
2015/01/26
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