日産フィリピン、今年の売上目標は前年比40%増
フィリピンで3%の市場シェアを持つ日産フィリピン社(NPI)は、フィリピンにおける2つの独立した事業体を統合し、今年の売上高でより速く前年比40パーセント増を達成し、8パーセントの市場シェアを狙うことを目指す。
ちなみに、昨年の日産フィリピンの新車販売台数(一部メーカーは重複,輸入販売も含む)は前年比27.1%増の27万312台で、今年は30万台超えは確実だ。
日産フィリピンの統合した新体制は、強固なフィリピン国内の自動車市場に時宜を逃さず攻勢をかけるためだ。
フィリピン市場での日産のシェアを3%から8%へ
日産フィリピンのアントニオ・ザラ社長によると、2014 年度は約8000台(フィリピン国内生産数)の販売台数であったが、2015年の売上目標は12000台と40%の成長を狙っている。
この目標が達成されると、現在の日産の市場シェアを3%から8%に増加させるだろう。
日産フィリピンでは2社の統合に関わる移行は完了し、28すべてのディーラーは今、商用車と乗用車の両方を販売している。同社は今後4年間で20以上のディーラーを新たに追加する計画だ。このうち既に10社はマニラ首都圏の外側で、販売の成長が著しい地域でサービスを提供するために今年中にオープンすることが決まっている。
長谷川亨・常務執行役員によると、フィリピンの市場は非常に大きな可能性を秘めているので、フィリピンでの顧客からの窓口対応を1社に統合し、まさにフィリピン市場の力強い成長を吸収することを狙っている。
現在、フィリピン人の自動車保有数は、千人当たり35人で、インドネシアの70人、タイ200人、マレーシア400人、日本600人と比べ、まだまだ非常に低いことに同社は注目している。
セダン車の投入、新型ピックアップトラックで攻勢をかける日産
日産は昨年1年間で高級セダン車「アルティマ」、中型セダン車「シルフィ」、SUV車「エクストレイル」を相次ぎフィリピン市場に投入している。
今月発表したフィリピンでの新型ピックアップトラック「NP300ナバラ」は、初投入のモデルだ。排気量は2500ccで、価格は89万8,000~149万ペソ(約238万6,000円~395万9,000円)。4色を用意し、すでに新車予約の受け付けは始まっている。
タイから輸入し、月末からフィリピンでの引き渡しを始める予定だ。
フィリピンの新車市場の1割がピックアップトラックだ。 新型ナバラは、外側はタフ&スマート、内装はセダン仕様となっている。
2015/02/04
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