運輸通信省が交通コンサルタントを募集
フィリピン政府の運輸通信省は、首都圏を走るメトロレールトランジット(MRT)3号線を改善し、搬送量を増やす様々な拡張補強プロジェクトを合計97億ペソの予算で見積もっている。そのうち、5千万ペソをコンサルティング予算にとり、外国や地元のコンサルタントを競争入札で募集している。 入札者の資格書類の提出期限は2月6日となっている。
7%の経済成長で好況のフィリピンでは、毎日、新しい高層ビルやコンドミニアムが建設され、新しいビジネスもどんどん、参入している。国中に若い労働者があふれているので、企業が人材募集をかければ、大勢の人々が応募をする。
そんな好景気のフィリピンにも交通インフラの整備という大問題が横たわっている。
アキノ政権任期終了の2016年までにMRT3号線を拡張整備
運輸通信省のジョセフ·エミリオ・アバヤ長官によると、アキノ政権の任期終了の2016年半ばまでに、MRT3号線に関わる10のプロジェクトで通勤者の搬送量を増やし、改善・補強する計画だ。
投資の最大の機会は、政府が調達する37.59億ペソの48ブランドの新しいライトレール車両(LRVs)である。アバヤ長官によると、入札で勝ち残った大連機関車とローリング株式会社は、2015年8月にモデルとなる最初の列車を納入し、その後遅くとも2016年までに、毎月三~四台を納車する予定だ。
一方、既存のシステムに48ブランドの新しいライトレール車両(LRVs)を統合するためのMRT 3号線の補助システムの補完は、870万ペソの費用がかかる。
配電所と停車場の建設だけでなく、ノースアベニューとタフトアベニュー駅での折り返しと連結の拡張工事を更新する契約の入札が1月で締め切られており、近々、工事が開始される予定だ。
運輸通信省では、28年間使ってきたライトレール車両(LRVs)を今年は、修理のために12億ペソの予算を割り当てている。1台の電車の修理は、約1ヶ月かかり、列車の補強修繕プロジェクトは、2016年までに完了する予定だ。
アキノ政権、再選をめざし、通勤者の足を快適に
政府はアキノ政権の任期満了前の2015年までに、鉄道の無線システム全体を置き換える新しい信号システムやコンピューター・ソフトウェアに185百万ペソの予算を計上している。
政府は、ライトレール車両の速度を最大化するために、鉄道路線に従い、古くなって磨耗したレールを交換するために、119百万ペソを計上している。
レールの少なくとも500ヶ所で新しい部品を調達し、MRT 3号線の補強部分が取り替えられる計画だ。
政府はまた、通勤者の搬送力を改善させるために、古くなったエスカレーターやエレベーターを交換するはずの予算5千万ペソから電車のエンジン・モーターを交換するために95百万ペソを確保した。 ノースアベニュー駅での乗客の大行列に対応するため追加で、歩道橋の建設のために13.7百万ペソの割当増資を決めた。
2015/02/06
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