パナソニック・フィリピン、2018年には売上倍増の140億ペソに
パナソニック・フィリピンは、フィリピンで成長している中流層向け市場を牛耳っているが、現在の売上高70億ペソから製品構成を変えることで、2018年に売上を倍増させることを目指している。
先日行われた太陽光ランプの寄贈式典の際、パナソニック豊田勝・副社長は、フィリピンでの売上額は2014年の70億ペソから2018年には140億ペソを見込んでいると、記者団に語った。
日本などから高付加価値製品を輸入、売上増をめざす
2015年、同社のフィリピンにおける販売は、日本やアジアの国から輸入する高級な家電製品を導入する新たな段階に移行し、20%売上を増やす計画だ。
パナソニックはラグナのカンルバン工場で冷蔵庫、洗濯機、ウィンドウ型エアコン、扇風機の低価格帯の4製品を製造している。
これらの4製品に加え、中流向け市場に食い込むために高級品も輸入する予定だ。
低価格の製品は、フィリピン市場でのビジネス全体にとって、まだ非常に重要だが、それらとは異なる付加価値の高い製品モデルも今後は、輸入していく。
現在の製品構成は、35%が高級な輸入品で65%がフィリピンで製造された低価格帯の製品だ。
付加価値の高いモデルを導入、B to B 市場を強化
マニラ首都圏で利用可能な太陽光ランプは、当面は日本で製造しているが、フィリピン国内でも同様な太陽光ランプを作っている。
中国製太陽光ランプは1個1500ペソに対して、パナソニックは、少し高めで1個当たり3,500ペソとなっている。
その価格設定で、同社は、月50個の販売をめざし、フィリピンの市場全体で今年は10,000〜15,000個の売上を見込んでいる。
競合品の中国製品は充電に10~15時間かかり90時間は持続することができるが、パナソニックの製品は、7時間の充電で少なくとも5年間はバッテリーの寿命がある。
CSR(社会貢献)活動で太陽光ランプ10万個を寄贈予定
パナソニックは電気のないフィリピン国内で、社会貢献活動のプロジェクトの一環として、18の非政府団体(NGO)に2376個の太陽光ランプを寄贈した。
貧困層の電力問題を解決するために、さまざまな国際機関やNGOを通して、2018年までに 太陽光ランプを10万個、供与することを目標にしている。
今年3月末までに、パナソニックによると、CSR(社会貢献)活動で、フィリピンを含むアジア、アフリカ各国で、太陽光ランプ4万個以上を寄贈する。
2015/02/19
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