フィリピン経済を支える華僑の存在
本日は旧正月の為、フィリピンでは祝日です。
キリスト教が9割以上を占めるこの国では、違和感を感じますが、
中国の旧正月だけではなく、良く考えればイスラムのラマダンでも祝日扱い。
異文化に対しても積極的に受け入れるというこの国の柔軟性が感じられます。
横浜と同様、マニラのチャイナタウンではドラゴンダンスで賑わいますが、
改めてこの国の”華僑”の存在を感じる1日でもあります。
中国が昨年の9月に、領有権問題の為フィリピンへの旅行に注意喚起を行った為、
2014年の来比中国人数は、前年比およそ7%減、観光地ボラカイへの旅行者は
中国人だけが20万人も減少したと言われています。
ところが、一時的な旅行者の減少はあれど、フィリピン経済を握る財閥はやはり
華僑系が多いのです。スペイン系財閥のアヤラグループは有名ですが、
それ以外では、例えばSMグループなどフィリピン経済を握る大手財閥や、
有名企業のトップ経営陣には華僑の二世、三世が居座り、財政界に影響力を持っています。
SMグループのHenry Sy氏も華僑であり、フィリピン一の富豪とも言われています。
華僑、韓国系、日系、欧米系など国籍を問わず、外国人に対して、
分け隔てなく受け入れてきたこの国を象徴する、そんな旧正月の1日となります。
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