ご用心!フィリピンならではのATM泥棒はこんな道具を使う
銀行の現金自動預払機(ATM)から現金を盗み出していた男らが逮捕された。日本でも度々ニュースになる『現金泥棒』はフィリピンにもいるのだ。
フィリピンの泥棒はこんな道具を使う
日本でもこんなニュースを耳にしないだろうか。自動販売機の釣銭口や電車の切符売り場の釣銭口からお金を盗む泥棒のことを。
ガムだのテープだのと色々駆使している姿をみると「よくそんな知恵が働くなぁ…」と、妙に感心してしまうものだ。
先日、フィリピンでも「おぉ!それを道具に使うのか!」と驚くような材料を使ってATMからお金を盗んだ実行犯の1人が逮捕された。フィリピンの警察当局によると犯人たちは銀行のATMから現金を盗み出したというのだが、この時に使っていた素材は日本人には想像もつかないものだった。
それは何かというと、見た目がドリアンに似ているジャックフルーツ(パラミツ)という果物。
その粘性を利用して、ジャックフルーツの樹液が塗られた金属の棒をATMにセットするというものだった。
利用客が現金を引き出そうとしてもお札が樹液の塗られた金属棒にくっついてしまって出てこないために諦めてしまうが、犯人たちは、諦めた利用客がその場を立ち去った後に金属棒ごと現金が取り出していたそうだ。
ジャックフルーツって?
日本人にはなじみのないジャックフルーツ。フィリピンの人にとってはどのような存在なのだろうか。
ジャックフルーツはフィリピンをはじめ、タイ・インド・マレーシアなどといった東南アジアの観光地や寺院などでふつうにみることができる植物だ。高さ20m前後もある太い木からトゲトゲとしたジャックフルーツがぶら下がっている様子は圧巻だ。東南アジアに住む人にとってジャックフルーツとは、日本におけるバナナの様な『気軽に食べられる大衆フルーツ』なのである。
ちなみに、ベトナムではこのジャックフルーツを使って仏像を造っているともいう。国が違うとはいえ、仏像を造る木の樹液をATMからお金を盗むことに使うとは、なんだかバチが当りそうだ。
今回の事件は、日本人にとってもなじみのない植物でもフィリピンでは泥棒の道具になるかもしれないという教訓としてとらえる方が良さそうだ。日本でもそのうち、納豆を使った泥棒が現れるかもしれない。
2014/10/21
フィリピン・マニラでハイクオリティな日本式リノベーションを。
Tokyo Grand Renovationは、あなたにふさわしいリノベーションをお届けします。