電子機器の隆盛と伝統的なおもちゃの減衰
2015/02/25
英語ですが、MANILLA BULLETINの記事で、伝統的なおもちゃの売り上げが減速し、デジタルガジェットの売り上げが伸びていると紹介されています。
伝統的なおもちゃというのは、人形やロボット、ラジコンやプラモデルといったもので、それに対し、デジタルガジェットというのは、スマートフォンやタブレット端末や携帯ゲーム機を指します。
おもちゃを提供するフィリピンの最大手、リッチプライム・グローバル株式会社のミーナ・T・ヤオ社長兼CEOは、以下のように述べています。
「伝統的なおもちゃの需要は今もあるが、私たちが紹介し続けなければ、親子の関心はどこか別のところに向かうだろう。」
「デジタルガジェットは、子供たちの目を疲れさせる。そして、子供たちを夢中にさせ、考えることをやめさせてしまう。おもちゃというのは、創造性の始まりであり、両親は、良いおもちゃ、教育に適ったおもちゃを子供たちに与えなければならない。」
まるで昔の日本にあった議論ですね。確かにタブレット端末があれば、ソフトをダウンロードすればいつまでも楽しめるわけだから、子供にも大人にも一番楽かもしれません。ですが、体を動かしたり、ブロックを組み立てたりして造形を学んだりするべきなのは、やはりこの幼年期の頃なのではないでしょうか。
ヤオ社長兼CEOは続けます。
「しかし、フィリピンはバービー人形の売り上げが東南アジアで一番である。私たちは、これからもこの事業を続けるつもりだ。私たちは、『全ての子供は幸せな子供時代を過ごすべき』と信じているからだ。」
『全ての子供は幸せな子供時代を過ごすべき』というのは、このリッチプライム社のスローガンです。子供を思う気持ちは世界共通です。そして、これからも知育玩具が求められていくわけですから、そこでヒットすれば大きな利益を上げられるはずです。
日本で注目しているのは、バンダイの仮面ライダーと機関車トーマスだそうです。(少し古い気もします・・・)
知育玩具は日本に結構ありますから、探せばヒット商品が見つかるのではないでしょうか。
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