フィリピンの通信市場と広告

2015/03/18

1. フィリピン不動産・金融・経済情報

フィリピンは、Facebookをやっている人の割合が2014年6月現在で3600万人、全人口の約37％が持っているということになります。3人に1人以上の計算ですから、非常に多いのが分かります。（複数アカウントを持っている人も多いでしょうが、それでも相当な数であることには変わりありません。）

それなら、広告もインターネット向けが多いのではないか、多くの人はそう思うはずです。

ところがそうではないようです。

CNETJapanの記事によれば、広告費第1位がテレビ（27億ドル）、2位が新聞（1億7000万ドル）、その後にインターネット広告（1億2000万ドル）が来ています。つまり、テレビが圧倒的に広告界のトップになっているわけです。

ネットが普及しているのに、インターネット広告、ECはこれからという状況です。勿体無いですし、参入の余地があるのではないでしょうか？

それに、通信事業でも競争は激しいです。業界第1位のフィリピン長距離電話（PLDT）と、第2位のグローブテレコムが激しい競争をしています。両者も高速通信サービスLTEの拡充を図るということです。日本とさほど変わらない通信速度になっていくことになりそうです。