日本企業がジプニーを進化させる?
2015/03/26
グローバル化が進むと、文化の均一化がどうしても起きてしまいます。スターバックスコーヒーやマクドナルドがあり、大型ショッピングモールが中小の小売業者を駆逐するというのは、日本もフィリピンも変わりません。
利便性を考えると、大型ショッピングモールがあるのはありがたいですし、設備が整ったバスがあれば、快適な旅行ができるのも事実です。しかし、下町の人々が行き交う雑然とした市場や、ジプニーやトライシクルの方に魅力を感じるのも事実ではないでしょうか?なぜなら、それは自国には馴染みがないものだからです。
フィリピンのジプニーは、日本でいうバスの役割を果たしていますが、渋滞や大気汚染の大きな原因であると言われています。質の悪いガソリンを使うのは、経済上やむを得ないところなのでしょうが、健康を阻害することにつながります。
そういう状況の中、日本のノイエス株式会社(中西金属工業株式会社の新規事業開発子会社)が、ジプニー仕様の電気自動車のコンセプト車両を発表しました。
去年の7月ですが、フィリピンの経済産業省ドミンゴ大臣や政府関係者たちを招いて発表し、クラーク経済特別区で走行試験を行いました。
ジプニーはこれだけフィリピンに存在している以上、もはや文化的産物と言えるものです。この電気自動車型のジプニーは、フィリピンの文化を守り、そして、環境にも優しい画期的なものなのではないでしょうか?
(ただし、渋滞解消にはつながらないでしょうが、それは都市開発という大局から考えなければなりませんね。)
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