フィリピン中央銀行が金利を据え置く
2015/03/27
フィリピン中央銀行の動きを、日本経済新聞、ロイターなど各紙が報じています。
26日、フィリピン中央銀行は金融政策決定会合を開きましたが、金利は4%のまま据え置きとしました。
つまり、金利を引き締めて物価を下げる必要もないし、緩めて経済活性化をする必要もなく、このまま様子を見ようということです。日本経済新聞によれば、消費者物価指数(CPI=小売価格の変動を表す指数)が前年度同月比2.5%で、2015年のインフレターゲット(2~4%)内に収まっているそうです。
確かに経済成長は順調ですが、食料の物価上昇は大きな問題です。フィリピンの統計局は貧困率が24.6%から25.8%に悪化したと発表しています。平均所得は6.4%、下位3割の層は7.3%上昇したものの、米の値段が10%以上も上昇したことが、所得の伸びを相殺したと考えられています。
富裕層のみがクローズアップされるのは健全ではありません。海外投資を考えるならば、その国のことをしっかり把握するべきです。綺麗なところだけを知っておくだけではなく、フィリピンの至らぬところに眼を向けることが投資の成功につながるのではないでしょうか?
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