フィリピン企業がサントリー傘下のルイロワイエを買収へ
2015/05/19
昨日のロイターでフィリピン企業が、サントリーホールディングス傘下のコニャックメーカーのルイロワイエの買収条件を示したと報じています。
ルイロワイエは、1853年に設立され、本社はフランスの中部ジャルナックに本社があります。ルイロワイエは、コニャックの製造・販売業を営んでましたが、現在ではコニャックのほかに、ブランデー、リキュール、スピリッツの製造も行っています。
買収を提案しているのはエンペラドールというフィリピンの企業で、実業家であるアンドリュー・タン氏の持ち株会社アライアンス・グローバル・グループ(AGI)の傘下にあります。
エンペラドールは欧州事業に力を入れていて、スペインのトレドのぶどう畑を所有したりしています。
サントリーは昨年、米国の蒸留酒最大手のビームを160億米ドルで買収しましたが、売却で減った資本を回復するためと見られています。当時から売上高25億ドル、純利益は3億8000万ドルほどしかないビーム社の買収にはあまりに巨額すぎて、回収ができるのか疑問視されていましたが、やはり、財務的に過度の負担となったのでしょう。
日本企業が伝統的な醸造会社を買収して、その国の反感を買うというようなことが過去にもありましたが、今勢いのある東南アジア勢が買収に走って反発されるということがあるのでしょうか。今後の動きに注目です。
©HUFFPOSTより
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