フィリピン農務省が有機農産物のトレードセンターを開く
2015/05/25
フィリピン農務省は、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州に国内初の有機農産物のトレードセンターを開いた。この施設では、農作業の援助、加工処理、マーケティングの促進、有機農産物の売買などが行われる。
この施設は、農務省が持つヌエヴァ・ヴィスカヤ州バガバグの183ヘクタールの実験場にあり、1800万ペソかけて設立されたカガヤンバレー地域有機農産物トレードセンター(ROTC)が、農業ビジネス促進センター、オーガニックチキン製造センター、フルーツの加工と包装を行う建物、野生のブダ(いのしし)の保護生育センター、 農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)に則った野菜の生産エリアなどを管理する。
その施設には、有機栽培の担い手を受け入れる寮も設置されている。
農務省事務官のプロセソ・アルカラは、以下のように述べた。
「有機農産物の生産は2009年の4500トンから2014年の27000トンにまで伸びた。
しかし、農業用地の5%(967万ヘクタール)を有機栽培用の土地に変えるべきだ。ROTCは有機農産物の生産と流通の模範となると見ている。」
アルカラは、第三者機関の認定にコストがかかることや、流通や販売施設が不十分であることを認め、現在対応中であると付け加えた。
また、販売業者の後援を受けることで、タイムリーに品質の良い農産物を提供できるようにすることも視野に入れている。
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The Manila Timesからの記事です。
豊かになってくれば品質が求められるようになるのは世界中どこでも一緒です。フィリピンで有機野菜が広く受け入れられるようになるのも、長くはかからないのではないでしょうか。
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