アメリカ雇用統計の影響でドル高ペソ安が進む
2015/06/09
今週月曜日、アメリカ雇用統計の改善の影響で、1ドル45ペソ圏内に入った。これは5ヶ月ぶりの安値である。
月曜日の為替取引では、金曜日の44.87ペソから15セント下がり、1ドル45.02ペソになった。これは45.06ペソの値が付いた1月8日以来の安値である。
今週のフィリピン取引システム(PDS)は、先週の45.12~45.02ペソの推移から1ドル45.10ペソで始まった。
月曜の全取引額は8億2210万ドルで、金曜の6億7070万を上回った。
エコノミストは、雇用統計が予測値の226,000を上回り、280,000になったことでドル高になるだろうと言っている。
「金曜日に発表された雇用増は、10年債の利回りを先月5月の2.12%から2.41%にまで引き上げた。これとその他の指標の影響で、ドルに資本が流れ、よりドルが強くなるだろうと」と、アジア太平洋大学のエコノミスト、ビクター・アボーラは語った。
アボーラは、第1四半期のGDP成長が5.2%にとどまったことによる失望は、フィリピン株式市場の海外投資家のポジションを流動的にしてしまったということを指摘した。
「6週続いて、フィリピン株式市場から外国人が抜けていったことを考えれば、ペソが下落するのは当然である」と彼は言った。
しかし彼は、ペソが下落することは悪いことばかりではなく、海外労働者の送金や輸出額の増加によって、フィリピン経済、特に民間消費を刺激することになることにも注意を促した。
「これは政府の予算支出が遅いことからも必要なことである。また、我々は、ペソの下落は、フィリピン中央銀行が予測しているインフレに対してはほとんど影響がないと見ている」と語った。
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The Manila
Timesの記事の翻訳です。アメリカ雇用統計の数字はドル円にも大きく影響しますが、ペソも例外ではないということです。さらに、第1四半期のGDP確定値が思ったより悪かったこともあり、ますますペソ安が進みました。
エコノミストは、最後に「インフレに対しては影響がない」と語っていますが、これは要するに、フィリピンの好景気には影響がないということを意味しています。
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