ペイパルが送金サービスのズームを買収し、フィリピン進出へ
2015/07/02
オンライン決済の大手ペイパルは、8億9,000万ドルで国際送金サービスのズームを買収すると、木曜日に発表した。
ペイパルはズームを、携帯やタブレット、PCによって、アメリカ在住の人々が決済や他国の家族や友人への送金を可能にする最も優れたサービスだと褒めちぎった。
「国際送金への業務拡大は、人々の移動や資金管理を民主化するという我々の戦略ビジョンに適うものだ」と、ペイパル社長のダン・シュールマンは語った。
シュールマンによると、ズームを得ることによって、ペイパルは中国、ブラジル、インド、メキシコ、フィリピンといった重要な市場へ業務を拡大することができるということだ。
ズームは37ヶ国に進出している。
「ペイパルの一部になることは、ズームにとっても興奮させられる新しい出来事で、これによりまだ進出していない市場への進出を加速し、顧客サービスも豊富になる」とズームのCEOジョン・クンゼは語った。
この買収は今年の第1四半期で完了することが期待されていた。
アメリカのオンラインショップ大手のイーベイ(eBay)は、先週、ペイパルのオンライン決済部門を分社化し、独立して事業するという計画を発表した。
この計画では、7月17日にペイパルの株をイーベイの株主に配分し、7月20にPYPLという名前で財政部門が活動を始めることになる。
「イーベイとペイパルは2つとも素晴らしく、特別なビジネスだ」とイーベイ社長兼CEOのジョン・ドナフーは語った。
イーベイとペイパルは独立した会社として、「各々の国際貿易や決済市場で将来的な成功を追及して、鋭いフォーカスや大きな柔軟性を獲得していくだろう」と付け加えた。
イーベイは2002年に約15億ドルの株式を獲得して買収したが、そのサービスはすでにオンラインオークションで広く使われていた。
ペイパルは、それ以来、単なるイーベイのオークションの決済システムとして広まっていった。
2014年、ペイパルは2350億ドルの決済と10億回の送金を取り扱った。去年の収入は8億ドルで、世界的に1,000万の商品を扱っている。
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MANILA BULLETINの記事の翻訳です。
ズームという会社を買収することで、ペイパルのサービスがフィリピンに来ることになるという記事です。やはり、英語圏だとアメリカの先進的なサービスをすぐに利用できるんですね。
羨ましいですが、同じ言語圏だと、人材流出が容易になったりするわけで、言葉の壁にもメリット、デメリットがあると考えさせられます。
それにしても、xoomのサイトが使いやすそうで面白かったです。自分は使う機会は今のところないですが、送金の予定がある方はご参考までに↓(日本は使えないかもです…)
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