JCRがフィリピンソブリン債の格付けアップへ
2015/07/07
昨日フィリピンは、ソブリン債格付けにおいて、日本格付研究所(JCR)よりワンランクアップした過去最高の評価を得た。
※ソブリン債とは政府が発行し、または保証している債券のことで、国債などがこれにあたります。
ウェブサイトのレポートによると、JCRはフィリピンのソブリン債をBBBからBBB+にランクアップさせたということで、これはカテゴリーAの1つ手前の評価ということだ。
JCRの最新の格付けは、フィリピンにとって、スタンダード&プアーズ、ムーディーズインベスターズサービス、フィッチレーティングズを含めた国際的主要格付機関からの22回目の格上げとなる。
このランクアップはインドネシアのBBB-から2段階高い信用格付けで、フィリピンより経済規模が7倍大きいインドと並んでいる。
フィリピン中央銀行総裁アマンド・テタンゴ・ジュニアは、過去5年で3度目となる格上げに導いた人物だ。
「この直近のJCRの格上げ決定は、フィリピンの信用格付けをカテゴリーAに接近させるもので、経済の強さを性格に反映させたものである。インフレーションは低いままで、外的流動性は十分で銀行システムも健全である。これら全ては外的環境に挑戦しながらも達成されたものだ」
※外的流動性とは国際取引の決済に使用される通貨のことです。フィリピンは外貨準備高が伸びているので、外的流動性は問題ないということです。
外的環境に挑戦しながらというのは、世界の経済情勢の浮き沈みの中で挑戦しているということです。
財務大臣のセザール・プリシマは、BBB+の格上げは2010年以来の国を挙げた財政改革が一因であると言った。
「制度面、管理面における財政改革は、増収、赤字の管理、債務支払いの減少につながった。過去何年かにわたる債務削減は、フィリピン政府が行ってきた財政改革の確かな証拠である。」とプリシマは語った。
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philstarの記事の抄訳です。
フィリピンのソブリン債格上げを、多くの人が歓迎しています。格付けというのは、日本も含めてどうしてもポジション・トークのようで私は好きではありませんが、それでもフィリピンの経済成長を見ていると妥当かなと思います。
もう何年もするとカテゴリーAに入るのでしょうか。
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