アキノ大統領自身による5年間の経済的成果のハイライト
2015/07/28
ベニグノ・アキノ大統領は先の施政方針演説(SONA)において国の経済の進歩について説明し、自身の改革がフィリピン経済をより強くしたことを強調した。
月曜日の国会議員の前で行った演説では、アキノは彼の任期中の様々な発展、特にGDPや経済成長、財政、競争力、投資、製造業、労働力や社会サービスについて言及した。
アキノ大統領は、2010年の就任以来GDPの成長が平均6.2%で、過去40年の間で一番速いことに注意を促した。
「もし、2015年に(GDPの成長が)6.8%に届いたら、約60年の間で6年のGDPの平均伸び率が最も高いということになる」と彼は言った。
財政面では、アキノは5年の任期で政府及び協力機関の配当が1311.6億ペソに達した。前大統領下における9年半では、841.8億ペソだったにもかかわらずだ。
税収面では、大統領は国税庁が2012年から2014年の間に安定的な税収を上げたことを褒め称えた。
アキノ大統領は2008年の税収が7780億ペソだったのに対し、去年は130億ペソに達したと言った。今年は150億ペソに達する見込みだ。
「私たちは、公約に掲げていた罪悪税改革を除き、新しい税を課すことなく実現させた」と彼は言った。
※罪悪税とは、酒やタバコなどの死亡率を高めたり、生産性の下落を招く品物に課される税金のことです。
大統領はまた、海外からの投資が2010年の10.7億ドルから62億ドルに伸びたことに言及した。
「国内投資も際立っている」と彼は言った。フィリピン人の投資額は209億ペソにのぼっている。
製造業では、アキノは2001年~2009年の間では平均3%成長だったのに対し、2010~2014年では平均8%に伸びたことを語った。
「現在、航空機の部品から医療機器などの高い技術力が求められる製品を作る工場に関心を持っている」と彼は続けた。
労働力については、大統領は毎年80,000人ずつ増えていることについて語った。
「海外のフィリピン人が戻ってきているというレポートについて考えてみよう」と彼は言った。
2011年では951万人の海外労働者がいたのに対し、2014年では907万人と推計されている。
失業率は過去10年で最も低い6.8%になっていると付け加えた。
「明らかにしておきたいのは、調査期間中に道の清掃人を増やしたということはない」と彼は言った。
「我々は、貧しいフィリピン人たちにトリクルダウンで成長の恩恵が届くのを待っているわけにはいかない。包括的な成長が求められている」と彼は言った。
最後に大統領は、補助や教育、技術トレーニングなどが課題になっていくことを語った。
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The Manila Timesの記事の抄訳です。
少々自画自賛のような話ですが、アキノ大統領の任期中に経済成長が早くなったのは事実です。それに、先の訪日でも話題になったように、日本とフィリピンの関係が深くなったのも、日本人には印象深いですよね。
現在、中国の経済が失速している中で、フィリピンはどれくらい調子を保てるか注目です。(日本もですね)
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