ボニファシオ・グローバルシティはやがてマカティを越える
2015/09/01
ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)は、フィリピンの中央ビジネス街(CBD)としてマカティを超える可能性がある。BGCは、知的業務委託(KPO = Knowlege Process Outsourcing )を初めとする会社のオフィス増加など、強いポテンシャルがあるからだ。
※KPOとは、従来のデータ入力やコールセンターなどの単純な業務を引き受けるBPO(Business Process Outsoursing)と異なり、データの収集や加工、分析など、ハイレベルな業務を引き受けるアウトソーシングを指します。BPOの進化版という感じですね。
クッシュマン&ウェイクフィールドのレポートによると、BGCはKPO産業や新しい会社のハブとなり、中央ビジネス街(CBD)として発展すると予測されている。現在は、BPO産業が多いが、徐々にKPO産業にシフトしていくということだ。
KPO会社は、HSBCや、JPモルガン、ドイツナレッジサービス(DKS)などの多国籍企業によって主導されている。
BGCは、形態端末のアプリケーション開発を行っている新しい情報技術会社の増加によって、IT産業におけるKPOのハブになるポテンシャルがあると言及している。
BGCにおける企業のテナントは増加しており、アボイティズエクイティベンチャーズ(Aboitiz)、イーストウェストバンク、メイバンク、フィラムライフ、プルライフUK、サンライフなどの金融サービス会社や、CVCロー、デルロザリオ&デルロザリオロー、マッカンエリクソンや、オギルヴィー&メイザーなどの専門サービス会社、その他にもベンチ、コカコーラ、グローブテレコムのような消費財(コンシューマーグッズ)や遠距離通信サービスの会社も進出しており、本部を置いている会社もある。
近々テナントとして入る会社として、シティバンク、メトロバンク、ウニレバーやフィリピン証券取引所がある。
重要になるオフィススペースの供給
2015年の前半では、BGCのオフィスのストックは約900,000平米でマカティCBDに続き、第2位である。過去5年の間に、毎年100,000平米ずつオフィスが完成していっている。
「2016年までにオフィスのストックが140万平米になることを計画しており、マカティより17%ほど早いペースになっている」とクッシュマン&ウェイクフィールドは言及している。
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The Manila Timesの記事の抄訳です。
ボニファシオグローバルシティが、マカティを上回るビジネス街として発展していくだろうというお話です。
現在は、BGCは整然とした街並みが印象的で、経済発展の点ではマカティには及んでいないというのが実情ですが、それもやがては逆転していくのでしょうか?
フィリピンにはまだまだ雑然とした場所が多いですが、BGCの街並みは先進国のそれと変わらないほど清潔です。上の文章の後で、ブティックが入ったり、環境に優しいLEED認証のビルが増えるなど、フィリピンの最先端として発展していくと書かれており、今後の発展が注目されます。
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