マニラ空港のアップグレード、アキノ大統領の賛成待ち
2015/10/27
マニラ空港の改良、フィリピンの首都を走る2つの高速道路を結ぶ道路の設置、ガスパイプラインの建設など、1700億ペソ(36億ドル)に及ぶ7つのプロジェクトが、来月のアキノ大統領の可決待ちとなっている。
フィリピン国家経済開発庁(NEDA)の役員たちは11月初め、これらのプロジェクトについて決定をするための会議を開くと、パブリックプライベートパートナーシップ(PPP)センターの代表であるコセッテ・カナリオは言った。政府は、アキノ大統領が辞職する2016年6月までに14以上のPPPの契約を承認するつもりだと、月曜のインタビューで話した。
※PPPとは、公民連携ということで、官民が共同で事業を行うことです。
「我々はほぼ全てのプロジェクトを承認するつもりです」と、すでに入札の始まっているプロジェクトについて、カナリオはマニラのオフィスにて語った。大統領が退任する前に、「残りのプロジェクトについても、認可する前の前段階には持っていくつもりだ。」と続けた。
アキノは空港や道路など、国の最も大きなインフラの性能向上に力を入れている。彼は、来年に7665億ペソを公共投資に使う予定で、GDPの5倍で、2010年の大統領就任以来最大の投資額になる。
7つのプロジェクトは以下の通り。
・マニラ空港アップグレード - 745.6億ペソ
・自動車検査センター - 445.5億ペソ
・マニラ高速道路の接続道路 - 232億ペソ
・バタンガスーマニラ 天然ガスパイプライン - 147.2億ペソ
・プラリデル有料道路 - 93.9億ペソ
・フィリピントラベル複合センター - 17.5億ペソ
・エンターテインメントシティのナヨンフィリピノ -15.8億ペソ
※エンターテインメントシティのナヨンフィリピノとは、アジアのラスベガスを目指したゲームおよびエンターテインメント複合施設のことで、マニラ湾の干拓地8k㎡のところに建設されています。
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Manila Bulletinの記事の翻訳です。
アキノ大統領後の政治に大きな注目が集まっていますが、就任中に多くの事業の種植えをしておきたい、そんなアキノ大統領の意気込みを感じます。
次の大統領はどんな人になるのでしょう?来年6月に第注目です。
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