フィリピンが流通分野のロードマップ作りで日本と協力
2015/10/29
メトロマニラに、新たな地下鉄システムと空港の建設が期待できそうだ。日本の国際協力機構(JICA)とフィリピン政府が、首都のインフラ開発で協力に至ったためだ。
火曜日、国家経済開発庁長官のアーセニオ・バリサカンは、メトロマニラ地域の流通部門での質の高いインフラ開発の協力のためのロードマップを発表した。これは、今年6月のアキノ大統領の3度目の日本訪問の副産物でもある。
「このイニシアチブは、メトロマニラの流通関連のプログラムやプロジェクトにおいて優先事項となる」とバリサカンは言った。
舵取りを決め委員会が、最初のヒアリングを火曜日に開き、メガマニラ地下鉄と新マニラ国際空港の方針について、JICAが行った調査について議論した。
他にも、メトロマニラの重要な橋の耐震化や、2015年の8月25日に結ばれた証券やローンの取引協定、マロロス-ツツバンを結ぶ南北通勤鉄道についても議論された。
バリサカンとフィリピン大使館の石川和秀がその会合に出席した。
「我々は、来年初旬には、地下鉄の実行可能性調査を終えられるようにしておくべきだ。実行可能性調査は大統領の就任にまでは終えるだろう」と、バリサカンは会合で語った。
ニノイアキノ国際空港についての移設提案については、慎重に調査された。
バリサカンは、空港移設の実行可能性調査について、多かれ少なかれ20年は要するだろうと語った。
財源に関しては、国家経済開発庁(NEDA)が参入することも選択肢の一つであると言った。
「投資額については、もっと安くしたい。政府開発援助(ODA)を使ってやすくなるならそうするし、民間資本やPPP(官民連携)の協力を得て安くなるなら、我々はそれを利用するだろう」と、バリサカンは語った。
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The Manila Timesの記事の翻訳です。
日本のJICAが、フィリピンの交通インフラに関っているのは何度か書いていますが、空港、鉄道、耐震化など、様々な面でフィリピンと関っているのが分かると思います。
ちなみに、feasibility studyとは、実行可能性調査という訳で、事業やプロジェクトの実施前に、それが実現可能かどうかを調べることです。
たしかに、ニノイアキノ国際空港を移設とかするとしたら、莫大な費用がかかりますからね。しっかり調査をしておく必要があります。
インドネシアでは、鉄道の売り込みで、中国に負けたと大きな話題になりましたが。日本とフィリピンは益々親密な関係になっていきそうです。
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