ホットマネーがフィリピンに戻ってきた
2015/11/14
10月の外国からの投資額が純増した。これは7ヶ月ぶりの増加で、アメリカの連邦準備制度の金利が上昇するかもしれず、世界的な経済発展が緩まるという懸念からである。
中央銀行は、9月からの改善は投資家が国債を購入したためだと言及している。
しかしながら、現在も不安材料が残っており、再びホットマネーが流出する可能性もある。
フィリピン中央銀行(BSP)のデータによると、10月の純増幅は2,784万ドルで、9月の3億2,398万ドルの流出から反転したことになる。ちなみに、去年10月は1億7,990万ドルの純増だった。流入額の合計は、9月の13億7,000万ドルから16億5,000万ドルに増加したが、昨年の17億5,000万ドルという記録を下回っていることになる。一方で、流出額の合計は先月の16億9,000万ドルから16億2,000万ドルに落ちた。また、去年10月の流出額は19億3,000万ドルだった。
明らかになっている資金流入のほとんどは株式市場に向かった。不動産会社、持株会社、銀行、飲食料会社、タバコ会社、テレコミュニケーションの会社などを中心に、流入資金の68.6%が株式に使われていた。残りの31.2%がペソ建ての国債、0.3%がペソ建ての債券に流れた。
一方で、フィリピン証券取引所の債券が流出の大部分を占めており、10月のこの部門の純減幅は1,400万ドルになった。ペソ建ての国債(GS)や債券(OPDIs)は、1億6,300万ペソの純増だったと、中央銀行は伝えた。
イギリス、アメリカ合衆国、シンガポール、ベルギー、日本が今月の投資が多かったトップ5で、78.2%を占めている。アメリカは主要な流出先で、73.2%に上る。
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The Manila Timesの記事の抄訳です。
資金流入は増えたけど、まだまだ不確実性が高く、流出が再び増えるかもしれないと伝えています。アメリカの金利政策に世界中が注目していますが、経済発展中のフィリピンでは、資金がどれくらい入っているか、いつも注視されています。
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