マレーシアの大手銀行がフィリピン進出を検討中
2016/03/18
マレーシアの銀行は、アセアン適格銀行(QAB)としてフィリピンでの営業に興味を示している。これは、フィリピン中央銀行(BSP)と、マレーシア国立銀行(BNM)が今週の初めに契約を締結したことを受けたものだ。
今週初め、BSPとBNMは、アセアン適格銀行として認められた銀行がお互いの国で活動できることを認めた基本合意書に署名した。これは、アセアンの統合の一つの節目となるものだ。
名前を挙げることはなかったが、BSP副総裁のネストール・エスペラニージャ・ジュニアは、マレーシアの最大手の金融機関であることを明言している。
「アセアン適格銀行になるには海外に出るための資産が必要であり、大手銀行はアセアン適格銀行になるため、海外進出を検討している」と語った。
アセアン銀行統合についての枠組み(ABIF)によれば、アセアン適格銀行はアセアンに本部があり、大半の資本が当国のものでなければならない。
フィリピンでは、アセアン適格銀行に申し込みをしている銀行はまだない。
「銀行業界の自由化には多くの利益があり、アセアン適格銀行というのは有効な方法の1つだ」と彼は話した。
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The Manila Timesの翻訳です。
マレーシアの銀行がフィリピン進出を検討しているというお話です。
昨日は三菱東京UFJ銀行が、フィリピン進出に本格的に力を入れるという記事でしたが、今日は、マレーシアの銀行です。
これは、アセアン統合の一環で、アセアン各国での銀行セクターの自由化・統合を目指したものでもあります。
アセアン適格銀行(QAB)とは、アセアン諸国で活動するためのパスポートと言われています。
フィリピンは、日本にとってアセアンへの入り口でもあるわけです。今後、アセアンの統合が進めば、ますます、日本にとってフィリピンは重要になるのではないでしょうか?
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