フィリピン大統領訪中、フィリピン株式3%値上がり
2016/10/19
フィリピンの主要株式指数PSEiは、前日終値と比べ、3%近く(2.9%)値上がりしました。
SMインベストなどの金融銘柄がけん引した形で、約半年ぶりの値上げ幅です。
ドル安を受けて東南アジアの株式相場が全体的に上がったということもありますが、一番の要因は別のところ、ドゥテルテ大統領の訪中にあると見られています。
南シナ海で領土問題を抱えている両国が歩み寄ったことで、ビジネス交流が盛んになると予想されます。ドゥテルテ大統領の報道官は、今回の訪中について重要な議題は経済問題であることを語っています。
中国の王毅外相も「今回のドゥテルテ大統領訪問は、中国政府とフィリピン政府の友好を構築する上で新たなスタートとなるもので、歴史的なものになる」と歓迎しています。(一方で、領土問題で譲渡することはできないとも語っていますが)
ドゥテルテ大統領の訪中は21日までの予定です。
ちなみに、ドゥテルテ大統領の訪日は10月25日から27日の予定です。
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「ドゥテルテ大統領の訪中の争点が南沙諸島である」と日本のメディアが報じていますが、ロイターなどの海外サイトでは今回の訪中を経済問題の観点から見ています。
領土問題は戦争の原因になるので、どうしても注目が集まりがちですが、どちらも引くことはできないわけで、簡単に解決されないのは明らかです。
経済的な交流があり、相互理解が進んだところに話し合いの糸口が見えてくるのではないでしょうか?
市場はフィリピンの未来に楽観的です。(だからこそ、株価が上がっているわけです)
私も楽観的です。日本+フィリピンVS中国という関係がありますが、フィリピンと中国の交流が日中関係にも好影響が出れば良いと思います。
今後もフィリピン、中国関係は目が離せません。
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