マニラエリア レジデンス R様邸
区分 | レジデンス |
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エリア | マニラ |
ミニマルスタイル、スマートな暮らし。
フィリピン人のR様ご一家は、若いご夫妻とまだ小さなお子様2名の4人家族です。
これまで何度も日本に行ったことがあり、とくに日本製品の高い品質がお好きだったそう。住まいを購入しリノベーション会社を探していたときに、Tokyo
Grand
Renovationが日本製品を取り扱っていると知り、ご依頼くださいました。
ご夫妻のご希望は、ミニマルでスタイリッシュなデザインと、機能性の高いスマートな住まい。
「当たり前の快適さ」から一歩先を行く「スマートな暮らし」を実現するため、キッチンやトイレといった水回り製品を始め、内装材には高品質な日本製品をふんだんに使用しました。ご夫妻は壁紙クロスの種類の豊富さも気に入っており、約20種類の壁紙を使い分けながらデザインにもこだわっていきました。
リビングダイニング
フィリピンの新築戸建ては、外観とトイレの間仕切りだけ作っておき、内装は手を付けずに販売されるケースが多くあります。今回R様が購入した新築戸建ても、天井と壁が白く塗装されているだけで、内装はもちろん部屋の仕切りも何もない状態でした。
空っぽのハコをR様一家の理想の住まいに仕上げていくため、まずは空間の使い方からデザインが始まりました。
家族みんなが揃って過ごす1階のリビングダイニングは、とくに間仕切りを設けず、全面オープンな空間へ。キッチンで料理しながらお子様の様子を見たり、お客様のおもてなしをしたり、マルチタスクに対応できます。仕切りがないにも関わらず自然に空間が分かれているのは、数種類の壁紙を使い分けているためです。ダイニングにはモダンなグレーの壁紙を、リビングのアクセント壁には天然石の壁紙をしつらえました。壁紙クロスは、塗装では実現できない細かい表情まで再現できます。
床には木目調のフロアタイルを採用しました。傷や汚れに強いフロアタイルは、いつまでも美しい室内を維持してくれます。お手入れも簡単で、お子様が飲み物をこぼしてしまってもサッと一拭き。本物のような素材感に関わらず、本物よりもお手入れがカンタンです。
家に帰ってきたら、Wi-Fi経由でスマートフォンから照明をオン。わざわざスイッチをつけに行く必要もなく、最新テクノロジーが日常生活をスマートに演出します。
キッチン
キッチンには、パナソニックのV-styleを採用。よりスマートな空間を実現するために、デザイナーはタッチレス水栓を採用しました。センサーに少し手をかざすだけで止水・吐水をコントロールできるため、油がついた手でレバーに触れる必要はありません。
シンクには静音機能が付いており、お皿やシンクに跳ね返る水音がリビングに響いて会話を遮ることはありません。使いやすさに加えて、年間約24%の節水効果も嬉しい機能。
照明にはLEDライトが搭載されています。軽いタッチでオンオフできるため、料理中でも手の甲で簡単にスイッチオン。長いラインとなっている照明は、手元を均一に照らし、料理しやすい視界を作ります。
物が増えがちなキッチンですが、ご夫妻の理想は「ミニマルスタイル」。いつまでもスッキリした空間を維持できるように、大容量なキッチン収納を選びました。高さがある吊戸棚の収納は、目線の位置まで棚を降ろすことができるので、使いやすさも抜群。収納の扉には揺れを感じると自動ロックされる機能が付いているため、地震の多いフィリピンでも安心です。
子供部屋
子供たちの時間が永遠ではないことを知るご夫妻は、「毎日を大切にしてほしい」と話します。ご家族はデザイナーと相談しながら、2人を惹きつけ、想像力をかきたてるユニークな部屋となるようにデザインしていきました。
子供たちが選んだ天井の壁紙クロスは、銀河のテーマ。太陽が昇っているあいだは光が消えて雲が現れ、夜になると星が輝きます。壁の下部全体には、黒板クロスが広がっており、少年を引き付ける機能的な空間を作り出しました。
ロフトの下は勉強スペース、上は居心地の良いベッドを備えています。通常のベッドとは異なり、休息と勉強時間との効率的な境界線となっています。
ベッドルーム
子供部屋の隣にはご夫妻のベッドルームがあります。クイーンサイズのベッドの下には収納スペースが、背もたれにもなるヘッドボードは両側に引き出しがあり、ミニマルな空間を作り出すのに一役買っています。
部屋によりご夫妻らしい色を加えるため、穏やかな安らぎと上質な空間を作り出す木目調の壁紙クロスをしつらえました。広々として風通しがよいベッドルームは、2人の一番お気に入りの場所だと笑顔で話してくれました。