ただひたすらに丁寧に。完璧な下地への最終仕上げ
「見えない部分こそ丁寧に!日本クオリティは細部に宿る」でご紹介した溝を埋めるパテ処理。
完璧にフラットな表面を完成させるために、パテを塗り、やすりをかけ、またパテを塗り…と、繰り返し行ってきました。
今回は、いよいよその最後の仕上げを行います。
最後の最後に大変な作業が残っていますが、日本クオリティのために避けては通れぬ道です!
やすりがけに使用するのは、KYOKUTO製のハンドサンダーです。
四隅に付いているボタンはレバーになっており…
裏面には、紙やすりを挟むことができます。
まずは、前回の溝埋めパテのやすりがけからスタートです。
ハンドサンダーを使用することで、効率よく、平滑なやすりがけが出来ます。
やすり掛けを終えたら、防カビ機能が付いた仕上げ用パテを用意。
パテはもともと粉末ですが、水で練り合わせることでドロッとした状態が出来上がります。
パレットに出した絵具ように、パテ台に塗料を用意。筆にあたるパテベラで壁に塗りつけます。
まず、大きな溝を埋めた部分には、先行してパテを塗っていきます。
パテ台は、後ろに取っ手がついた持ちやすい形状をしています。
次に、パテを全面的に塗っていきます!全面的に塗ることを、「総パテ」といいます。
必ず総パテをする必要はありませんが、壁がでこぼこしている場合には、総パテをしないと表面がぼこぼこになってしまうのです。
何時間もかけて、壁全面にパテをぬり終えました。キレイに平らに塗るだけで時間も技術も必要ですが…
更にここでハンドサンダーが再登場。やすりがけまで行って、ようやくパテ処理が完成します。
今回、こんなにもパテ処理を入念に行っているのは、壁紙クロスを使用するためです。
日本は、壁紙大国と呼ばれるほど壁紙市場が拡大しています。
ですので、当然のことながら、壁紙を美しく施工する技術も発展しています。
一見簡単に見えるパテ処理ですが、平滑に塗装するだけでも、熟練の技術が必要です。
技術と丁寧さを大切にした施工の末、ようやく仕上がる完成をどうぞご期待ください!
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